田尾安志、田中将大の楽天退団を語る「何を考えたかって言いますと…」

画像提供：マイナビニュース

元プロ野球選手で野球解説者の田尾安志氏が24日、YouTubeチャンネル『田尾安志【TAO CHANNEL】公式YouTube』で公開された動画「楽天球団・田中将大の気持ちは!?【11/24】」に出演。田中将大の楽天退団について持論を述べた。

○田中将大の楽天退団について持論

24日、楽天からの退団が発表された田中。この件について、田尾氏は「驚きました」と率直な感想を述べつつ、「来シーズンも楽天でプレイするんだろうな、もう200勝まであと3つですね。今、197勝まで来ておりましたので、お世話になった楽天球団の中で200勝を達成してみんなで祝おう、そういう感じでいるのかなと思ってたんですが」「今日、退団ということになりました」と続けた。

また、自身の「推測」と前置きし、「日本に帰ってきた年の最初の年俸が9億円プラス出来高。それも2年契約ということで、これはもう確かに破格の条件にしてくれたなという気がしましたね」「その年俸がですね、2年終わったところで4億7500万円になった。そして、その年も7勝11敗ということで、今度はその4億7500万円が2億6000万になった」と前年までの推定年俸の推移を紹介。

その上で、「そして今シーズン、また1試合しかゲームに出られなかったということもあったんでしょうね。40%以上の減額をたぶん提示されたんだと思いますね。2億6000万の中の40%って言うと、1億400万以上の減額というようなことを提示されたということだと思います」と予想した。

しかし一方で、田尾氏は「何を考えたかって言いますと、金額ではないと思うんですね」「自分をどういう風に見てくれてるか。そういうものが一番大きなポイントではなかったかなと思うんです」と推察。

さらに「何回か僕もお話してますけれども、やはり人間同士の話し合いっていうことはですね、ちょっとした言葉のかけ方によって、やる気にもなりますし、逆に意欲を削がれる」「田中投手からするとですね、楽天球団が、選手としてそんなに高い評価をしてくれてないという風に感じたんではないでしょうかね」とも語っていた。

【編集部MEMO】
田尾安志氏は、中日ドラゴンズ、西武ライオンズ、阪神タイガースで活躍した元プロ野球選手。現役引退後は野球解説者として人気を博すだけでなく、タレントとしても活動。東北楽天ゴールデンイーグルスの初代監督も務めた。
（）