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なぜサンタが千住の街を歩くのか、「あだちサンタウォーク」実行委員会にイベントの狙いを聞いた

マイナビニュース / 2024年11月26日 18時14分

画像提供:マイナビニュース

12月1日に、足立区・千住の街をサンタクロースの扮装をした参加者が練り歩く「あだちサンタウォーク」が開催されます。今年で8回目を迎えるこのイベントの趣旨などを、実行委員会の近藤常博会長と、事務局を務めるジェイコム東京 足立局の鳥井満理子さんに聞きました。

「あだちサンタウォーク」は2017年に初めて開催され、今年で8回目を迎えるイベント。「参加者がサンタの服装で街を歩く」というと、コスプレイベントの一種のようにも思えますが、サンタが街を歩くというのがイベントのすべてではありません。もうひとつの大事な要素として、参加者が支払った参加費やイベントの趣旨に賛同する企業からの協賛金による地域のこども食堂の支援、サンタクロースが家庭を訪問してプレゼントを届ける“サンタクロースデリバリー”の活動などがあります。サンタの服装で街を歩くことで地域の関心を集め、そうして集まった協賛金などで地域の子供たちを支援する、というのがこの「あだちサンタウォーク」です。

このイベントの趣旨を近藤さんは次のように説明してくれました。

「足立区の困窮世帯の子供たちに対して、目を向ける大人がいる、支援しているということを伝えたい。生まれ持った環境はあるけれど、そこに卑屈になることなく、子供たちには夢に向かって邁進してほしい」

サンタの扮装で街を歩くのは、参加者がサンタクロースになることを楽しむという狙いもありますが、支援対象となる厳しい状況にある子供たちに「サポートするよ」というメッセージを伝える意味もあります。

このイベントは、J:COMが地域での社会貢献活動として何かできないかというところからはじまったそうです。その際に、ジェイコム東京 足立局の当時の局長が大阪で開催されていた「サンタラン」(同イベントは現在「サンタパレード」に名称を変更)のことを知り、足立区でも同様のイベントを開催できないかということになって協力先を探していたところ、ちょうどこの時期に足立区の社会福祉法人の間で情報交換を行うための連絡会が設立されることになり、それを記念した事業として「あだちサンタウォーク」を開催することになったのだそうです。

大阪の「サンタラン」ではチャリティとして病児の支援を行っていますが、足立区では子供の貧困が社会課題として意識されつつあり、行政もその対策に力を入れ始めていた時期だったため、困窮世帯の子供たちを支援することになりました。

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