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パーソル、"迷子のお礼"の相手を探し当てて伝えていく展示「#これ誰にお礼言ったらいいですか展」を昨年に引き続き開催

マイナビニュース / 2024年11月27日 11時17分

――今回の展示はどのような狙いで企画されたのでしょうか。

「働くことに関してネガティブなニュースが多い中で、勤労感謝の日という機会に、自分の身の回りにある、目立たないけれどもナイスなお仕事を集めて、その仕事をした人にスポットライトを当てる1日にしたいと考え、企画しました」

――昨年に引き続き2回目の開催となりますが、どのような反響や反応がありましたか。

「お礼をお届けした人から感謝されるということは想像していましたが、驚いたのは、お礼を伝えたい人の熱量が非常に高かった点です。相手がどこの誰か分からない中で、まるで捜索隊のようにヒントを集めながら探していくのですがが、投稿された方々がとても詳しくヒントを提供してくださいました。今年は、昨年の約20倍にあたる投稿が寄せられ、その熱量をより強く感じました」

――プロジェクトを進める中で、特に印象に残った「迷子のお礼」のエピソードを教えてください。

「長野県の松本市で、道路に開いた穴を通報したところ、数日で修復されていたというお礼の話です。そのお礼を届けようとした際、ご本人は見つかりましたが、『当たり前のことをしただけです』と固辞されまして……。それでも、お礼をお届けしたいという投稿者の思いを尊重し、趣旨に賛同していただきご紹介できました。その方のように固辞されるパターンも少なくないんです。このように、当たり前と思っている行動が誰かに届き、感謝の気持ちが生まれ、それがまたお礼として返ってくる。そんな『気持ちの循環』が生まれることが、とても素敵に感じました」

――今回の展示で、どのようなメッセージを伝えたいと考えていますか。

「アワードで表彰されるような規模の大きな経済性の高い仕事も素晴らしいですが、小さくても目立たなくても素敵な仕事がたくさんあるということ伝えたいです。誰かが思いを込めて取り組んお仕事に、もっとスポットライトが当たるようなきっかけになれば嬉しいです」

宮崎新之 宮崎 新之(みやざき よしゆき) 大学卒業後に勤めていた某職から転職し、編集プロダクションへ。ライブや演劇などを中心としたフリーのチケット情報誌の編集者となる。その後、編集プロダクションを辞めて大手出版社の隔週情報誌編集部に所属、映画ページを担当。2010年よりフリーランスに。映画をメインにエンタメ系の編集ライターとして、インタビューや作品レビューなどで活動中。 著者webサイト ◆これまでの仕事歴 LAWSONTICKET with Loppi(ローソンチケット) / TOKYO★1週間、KANSAI★1週間(講談社) / ケーブルテレビマガジン(JCN) / web★1週間(講談社) / マイナビニュース(マイナビ) / SPA!(扶桑社) / TVぴあ(ウィルメディア) など この著者の記事一覧はこちら
(宮崎新之)



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