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アフリカで日本車のパーツが人気! 理由は?

マイナビニュース / 2024年12月5日 8時0分

画像提供:マイナビニュース

日本車のパーツは世界的に人気が高まっているが、アフリカでもやはり需要が拡大しているという。なぜ今、彼の地で日本車のパーツを欲しがる人が増えているのか。アフリカ19カ国に85カ所の現地エージェント(2024年10月30日現在)を持ち、現地での知名度はトヨタ自動車以上(?)だという日本企業のビィ・フォアード(事業内容は中古車輸出など)に現状を聞いた。

アフリカの車両整備はDIYが基本

アフリカで日本車のパーツが人気なのは、そもそも日本車の人気が高いからだ。「よく走る、故障が少ない、燃費が良くて経済的といった要素が世界的に日本車が支持される理由ですが、アフリカでも格別の人気です」とビィ・フォアード担当者は語る。

アフリカではどんな日本車が売れているのか。ビィ・フォアードによると都市部では「ヴィッツ」や「イスト」といった1,300ccクラスの小型車が人気だそうだ。例えばモザンビークでは、1~2トンのトラックや「ハイエース」といった積載量の高いクルマが求められるなど、地域によって車種の需要はさまざま。ちなみに、軽自動車はパワー不足で敬遠されるという。全体として強いのはトヨタ車だ。

いくら信頼性の高い日本車であっても、広いアフリカ大陸を走りまわっていれば故障してしまうことはある。移動中にクルマが故障した場合は、クルマを現場に放置して近くの街に駆け込むか交換パーツを待つかの二択となる。ビィ・フォアードでは自動車輸出と並行して、故障車レスキューのためのパーツ供給も早くから行っていた。

同社によると、アフリカで日本車パーツの需要が増えだしたのは2017年くらいからだ。なぜアフリカで日本車パーツが人気なのか。ビィ・フォアード担当者の分析は以下の通り。

「日本であればちゃんとした整備工場がありますが、アフリカの場合は『青空整備工場』といいますか、路上でDIYメンテナンスをするのが基本です。やはりクルマは高い買い物なので、日本車に限りませんが、調子が悪くなればパーツを買い、自分で直せる範囲は直しているんです。日本車は他国のクルマに比べて、市場に流通しているパーツの供給量が圧倒的で、需要と供給がしっかりとマッチしていることが日本車パーツの人気が高い理由です」(以下、カッコ内は担当者)

ただ、DIYでの自動車修理は基本的に見よう見まね。そのため、直せなかったクルマが道端にズラリと並んでいるという光景も珍しくないそうだ。クルマ好きからすれば、なんとももったいない話である。

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