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インターナショナルスクール退学の理由、「学費が高かった」を抑えての1位は?

マイナビニュース / 2024年11月29日 11時10分

画像提供:マイナビニュース

じゅけラボOnlineインターナショナルスクールJOIは、インターナショナルスクールを途中退学した主な理由についての調査結果を2024年11月26日に発表。同調査は、2024年6月10日から6月12日の期間で「子どもがインターナショナルスクールを途中退学した経験がある」と回答した保護者200人を対象にインターネットで実施した。

インターナショナルスクールの退学理由について、「学校になじめなかった」(23.5%)、「学費が高かった」(20.0%)、「教育内容に満足できなかった」(19.0%)が主な要因があることが判明。

「学校になじめなかった」と回答した保護者に理由を深掘りして調査した結果、「学習内容の難しさ」(48.9%)と「友人関係の問題」(46.8%)が主要な原因であることが明らかになった。

なじめなかった理由として、約5割が選んだ「学習内容の難しさ」では、すべての科目を英語で学習するため、英語力が不足している子どもにとって学習内容を理解することが困難な状況にあるという。

また、クラス単位で学習していくため、子ども一人ひとりの英語力に応じた個別サポートやカリキュラム対応がないことが「学習内容の難しさ」に影響していることが考えられるという。

次いで、「友人関係の問題」(46.8%)が選ばれた。多様な文化背景を持つ生徒が集まるため、コミュニケーションや価値観の違いから友人関係が築きにくい場合があるとし、その結果、学校になじめず、生徒の心理的な負担を増加させ、学校生活に対する満足度を低下させるとのこと。

次いで、「文化や習慣、価値観の違い」(21.3%)がランクイン。異文化交流の場である反面、文化的な違いによるギャップが生徒の適応を難しくすることがあるという。

日本の学校に通学し、途中入学した場合は、それをより顕著に感じる場合があるとし、生徒が自分自身のアイデンティティを見失いがちになり、結果的に学校生活になじめないことがある。

そのほか、「学費が高かった」と回答した保護者に理由を深掘りして調査した結果、特に「授業料の高さ」が8割でトップに。次いで「教材費、課外活動費などの追加費用の高さ」(35.0%)、「サービスに対して学費が高いと感じた」(25.0%)と続いた。

学費が原因で退学した家庭に適正だと思う学費に関して聞くと、40%は年間学費100万円未満が妥当であると考え、100万円以上150万円未満を適正だと思う20.0%と合わせると60%の家庭が150万円未満の学費が適正だと感じていた。

一方で継続している家庭が支払っている学費負担は150万以上円〜250万円未満が主流のため、辞めた家庭が希望する学費とは大きなギャップがあることが判明した。
(安井柳香)

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