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【大掃除】コンセントなど配線器具による火災事故に注意! チェックポイントをNITEが解説

マイナビニュース / 2024年12月3日 8時14分

○電源プラグが変形していないか確認する

電源プラグが変形した状態で使用すると、コンセントの刃受け金具と正常に接触せず、異常発熱や発火に至るおそれがある。テーブルタップを踏みつけてしまったり、コンセントから力任せに引き抜いてしまったりした際に電源プラグは変形するため、設置場所や抜き差しに注意を。電源プラグが変形した場合は使用を中止し、メーカーや販売店に相談するようにしたい。

○電源コードを引っ張る、机や椅子の脚で踏むなど、無理な力が加わった形跡を確認する

延長コードやテーブルタップの電源コードを折り曲げる、踏みつける、引っ張るといった、外部から電源コードに無理な力が加わる使い方をすると、電源コードの芯線が断線して、異常発熱や発火に至るおそれがある。机や椅子の脚などでコードを踏みつけたり、足に引っ掛けたりしないよう、配線は設置状況に注意し、電源プラグは電源コードではなくプラグ本体を持って抜き差しを。

○接続可能な最大消費電力を超えて使っていないか確認する

テーブルタップなどには接続可能な最大消費電力または定格電流(何アンペアまで接続できるか)が定められている。接続可能な最大消費電力や定格電流を超えると発熱を生じ、コンセント部の刃受け金具と電源プラグの栓刃の接触が緩い箇所で異常発熱したり、電源コードの絶縁被覆が破損してショートしたりして発火するなどの事故につながる。

電気製品を接続する際は、接続可能な最大消費電力や定格電流を超えないように注意を。接続可能な最大消費電力または定格電流は、テーブルタップ本体やパッケージに記載されている。

また、消費電力の大きな電気製品の中には、テーブルタップなどの使用を禁止しているものがある。事前に接続する電気製品の取扱説明書や本体表示を確認し、記載されている指示に従いたい。

また、コンセントにも定格がある。一般住宅の壁に設置してあるコンセントは二口のものが一般的だが、その場合、二口の合計で1500Wが接続可能な最大消費電力となっている。例えばコンセントの片方に1000W分の電気製品を接続した場合、もう片方には500Wまでしか接続できない。

○異常発熱や異臭など、異変を見つけたら直ちに使用を中止

「異常に熱くなる」「電源プラグの抜き差しが緩い」「コードを動かすと、接続している機器の電源がついたり消えたり挙動がおかしい」「焦げたにおいなどの異臭がする」など、異常がある場合は直ちに使用の中止を。

なお、配線器具にも寿命があり、劣化によって異常が生じ、事故に至る可能性もある。工業会や各メーカーから製品交換の目安などの情報も発信されているので、買い換えの参考にできる。
(Yumi's life)



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