香川照之、世界が注目する監督集団が仕掛ける『連続ドラマW 災』で6役を怪演

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俳優の香川照之が、2025年の春に放送予定の『連続ドラマW 災(さい)』(全6話 WOWOWプライム／WOWOWオンデマンド※第1話は無料放送)に主演することが29日、明らかになった。

完全オリジナルの本作は 、葛藤を抱えながら現代を生きる罪なき6人の登場人物のもとに香川演じる"男"が現れ、ある"災い"が無慈悲に降りかかる様を描く。"男"は何者なのか? "災い"とは何なのか? いつ、誰に"災い"が降りかかるのか……多くの謎が鑑賞者の心理を揺さぶり、"男"の存在がこれまでにない恐怖をもたらす。本作で香川は、姿を変え、口調を変え、顔つきを変え、性格や所作まで変えて、まったくの別人となって6人の登場人物たちの前に現れる。ひと作品で6役という、ドラマ史上前代未聞の怪演が見どころとなりそうだ。

監督・脚本を務めるのは、監督集団「5月」の関友太郎と平瀬謙太朗。両監督は、東京藝術大学大学院の佐藤雅彦研究室から生まれた映画製作プロジェクトとして活動をスタートさせ、初作品となる短編映画『八芳園』が第67回カンヌ国際映画祭 短編コンペティション部門に正式招待された。その後も、短編映画『どちらを』 (主演・黒木華)で再び第71回カンヌ国際映画祭 短編コンペティション部門に招かれ、短編映画『散髪』(主演・市川実日子)でもクレルモン・フェラン短編映画祭2022から正式招待。また、初の長編映画『宮松と山下』 (主演・香川照之)では第70回サン・セバスティアン国際映画祭New Directors部門に正式招待されるなど、世界中から注目を集めている。

また、同ドラマの放送・配信の決定に加え、監督2人が自ら企画・演出した特報映像も公開された。

○『連続ドラマW 災』特報映像

■香川照之コメント

『宮松と山下』という奇妙な本編映画で出会った「5月組」というユニットの奇妙な3人組の監督のうち、若手の2人がタッグを組んでこれまた奇妙な話を思いつき、私に6人の様々な男を演じさせて1つのおどろおどろしい物語を紡いでいくのだという。脚本を一読して思うことは、過去の男である私にはまさにふさわしい仄暗い陰と濃密な湿度がそこにじっとりと練り込まれ、どの役にも『この人間の裏に一体どんな過去が潜んでいるのか…』と思わず想像してしまわずにはいられない行間が随所に潜んでいる。WOWOWで放映されるに実に願ったり叶ったりのドラマである。期待されたい。