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LLMとは? 生成AIとの違いや企業の活用事例を解説

マイナビニュース / 2024年12月4日 9時0分

LaMDAの開発には大量のテキストデータが使用されており、トレーニングを通じて多様な話題に対応することが可能になっているという。特定の専門知識を必要とする質問にもある程度の精度をもって答えることができるため、ビジネスや教育、エンターテイメントなどさまざまな分野での応用が期待できる。
○Claude

ClaudeはAnthropic社が開発した大規模言語モデルである。このモデルは、安全性と倫理的側面を重視して設計されており、自然言語処理を行う際に非常に高い信頼性を持っている ことが特長的だと言われている。

Claudeはさまざまな高度なタスクに対応する能力を有しており、特にビジネスシーンで役立つことが期待される。例えば、企業内の知識管理やカスタマーサポートにおいて、ユーザーからの問い合わせに迅速かつ正確に応答しなければならない場合などに、威力を発揮するのではないだろうか。

他のLLMと比較して、Claudeは特定のバイアスを持つデータに対する適応能力も高いとされている。そのため、偏りのない公平な情報提供が強く求められる場面においては特に有用だろう。
LLMの活用事例

LLMの活用事例については、さまざまな分野において具体的な応用が進んでいる。その一例として、カスタマーサポート業務が挙げられる。大規模言語モデルを用いることで、顧客の問い合わせに対して迅速かつ適切な回答を生成し、業務効率の向上を図ろうというわけだ。また、FAQを自動生成することで、顧客対応の効率化やFAQの品質向上も期待できる。
○ソニーネットワークコミュニケーションズの場合

自社で提供する「NURO 光 メッセージサポート」に、生成AIによる顧客応対を導入したソニーネットワークコミュニケーションズ。従来のAIによるカスタマーサポートは、企業側が想定した質問やそれに類似した質問への回答に限られていた。しかし、LLMの登場により、どのような質問にも、何かしらの回答をすることが可能になった。もちろん、何を回答しても良い訳ではない。そこで同社はRAG(Retrieval-Augmented Generation、検索拡張生成)の技術と組み合わせた活用を考えたという。RAGを取り入れたことで、カスタマーサポートの精度は大幅に向上、導入後は問題を即時解決する確率が3割から8割に改善されているそうだ。

【詳しくはこちら】生成AIで進化するカスタマーサポート - ソニーネットワークコミュニケーションズはRAGと何を組み合わせたか?
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