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インフル、マイコプラズマ、コロナ…今年の冬はいつもより感染症に注意! 効果的な予防法を専門医に聞いた

マイナビニュース / 2024年11月29日 19時1分

画像提供:マイナビニュース

マイコプラズマ肺炎が過去最多に流行している中、厚生労働省はインフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表しました。手足口病、溶連菌感染症と今年は様々な感染症が特に流行しています。感染症の流行がピークを迎える冬に向け、家庭でできる感染対策を総合内科専門医・感染症専門医の小幡 史明先生にお伺いしました。

○■2024年冬はインフル、コロナ、胃腸炎等が流行

――今年の冬はどのような感染症が流行するのでしょうか?

小幡先生:2024年11月時点で、今年の冬に流行する可能性が高い感染症について解説します。特に注目すべき疾患は、「インフルエンザ」です。インフルエンザウイルスは毎年冬に流行し、特に高齢者や基礎疾患を持つ人に重篤な影響を及ぼします。今年もワクチン接種が推奨されており、早期の予防が重要です。流行の兆しとして、地域によっては感染者が増加し始めています。

次に、「マイコプラズマ肺炎」は特に子供や若年層で多く見られる感染症で、咳や発熱が主な症状です。冬季に流行する傾向があり、最近のデータでは学校や保育所での集団感染が報告されており、注意が必要です。

また、「感染性胃腸炎」も冬に流行しやすい疾患で、ノロウイルスやロタウイルスが主な原因です。特に集団生活を送る場所(学校、保育所、施設など)での感染が多発するため、手洗いや衛生管理が重要です。最近の報告では、ノロウイルスの感染者が増加している地域もあります。

さらに、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」も引き続き注意が必要です。変異株の影響やワクチン接種後の免疫低下が懸念され、感染者数の増加が報告されています。特に冬季は人が密集するため、再度の流行が予想されます。

最後に、「肺炎球菌による肺炎や髄膜炎」も冬に流行する可能性があり、特に高齢者や免疫力の低下した人に対してリスクが高いため、ワクチン接種が推奨されています。

これらの感染症は冬季において特に注意が必要であり、予防策としてワクチン接種、手洗い、マスク着用、人混みを避けることが重要です。早期の症状に気付いた場合は医療機関への受診をお勧めします。感染症の流行を防ぐために、個人の衛生管理がますます重要になります。
○■咳や喉の痛みを伴う呼吸器系感染症が例年よりも流行

――すでに様々な病気が流行していますが、今年の感染症の特徴はありますか?

小幡先生:2024年の感染症の流行状況にはいくつかの顕著な特徴があります。今年はインフルエンザやマイコプラズマ肺炎、COVID-19などの呼吸器系感染症が例年よりも多く見られ、特に咳や喉の痛みを伴う症状が顕著です。これにより、学校や保育所での集団感染が増加しており、感染拡大のリスクが高まっています。特に、感染症が冬季に増加する傾向があるため、これからの季節に向けての対策が重要です。

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