1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

20代から高めておきたい投資・資産運用の目利き力 第125回 ビットコインと暗号資産の周期性

マイナビニュース / 2025年1月3日 9時0分

画像提供:マイナビニュース

「人生100年時代」と言われる現代。20代でも早いうちから資産形成を進めることが求められています。一方で、どのように投資・資産運用の目利き力を磨いていけばいいのか、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

この連載では、20代の頃から仮想通貨や海外不動産などに投資をし、現在はインドネシアのバリ島でデベロッパー事業を、日本では経営戦略・戦術に関するアドバイザーも行っている中島宏明氏が、投資・資産運用にまつわる知識や実体験、ノウハウ、業界で面白い取り組みをしている人をご紹介します。

今回のテーマは、今回のテーマは、「ビットコインと暗号資産の周期性」です。

○ビットコインの最高値更新とアメリカ大統領選の影響

2024年からビットコイン・暗号資産市場が再び活況を呈し、ビットコインが最高値を更新する中、アメリカ大統領選がその動向に新たな影響を与えてきました。トランプ氏は政府準備金としてビットコインの採用を公言し、SECのゲンスラー氏に対して解任宣言をするなど、ビットコインや暗号資産に対してポジティブなトークを展開していました。

そのため選挙中は、「トランプ氏の当選こそがビットコイン・暗号資産市場を盛り上げる」というムードが漂っていましたが、ハリス氏も「アンチ・ビットコイン」だったわけではありません。アメリカ大統領選の選挙戦略の中で、もはや暗号資産ホルダーの存在は無視できない規模になっています。イーサリアムの現物ETFの承認の早さは、選挙戦略の一環だったと見る声もあり、暗号資産が政治的にも重要な位置を占め始めていることは明白です。そのため、トランプ氏の後にだれが大統領になったとしても、この大きな流れは変わらないでしょう。

余談ですが、アメリカによる政府準備金としてのビットコインの採用はビットコインに対してポジティブなことですが、SECの「暗号資産が有価証券に該当するか問題」はビットコイン以外の暗号資産に対してポジティブなことというだけで、ビットコインにはあまり関係がありません。それほど、「ビットコイン」と「それ以外」は異なるものになっています。
○ビットコインの無意味な価格予測は、もうやめよう

「ビットコインの価格予測に意味はない」と、4年に一度のブームが来るたびに感じています。価格予測発言のほとんどが、アテンションシーカー的(目立ちたがり屋)だからです。

例えば、「アメリカの上場企業の株価に上限はある」のでしょうか?「妥当な株価」はあるでしょうし、「今現在の株価」は確かにありますが、上限などないはずです。それと同じように、ビットコインの価格に上限はなく「青天井」です。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください