【Suica】タッチしない「ウォークスルー改札」やチャージ不要の「あと払い」など実現へ - JR東日本
マイナビニュース / 2024年12月11日 17時3分
東日本旅客鉄道は12月10日、今後10年間にてSuicaの機能を順次グレードアップすることを発表した。
○Suicaの当たり前を超える
同社は中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」に基づき、Suicaをデジタルプラットフォームとするため、今後10年間にてSuicaの機能を順次グレードアップしていく。
「移動のデバイス」という今までの当たり前を超え、「Suicaアプリ(仮称)」のリリースをはじめ、利用者に応じた鉄道サービスや各種の決済機能の検討を順次進め、移動、決済、地域といった様々な生活シーンにおける新たな体験やDXの提供を目指す。
○今までの当たり前を超える
今までの当たり前を超えて、心豊かな生活を創るためにチケットやSFのバリューをセンターサーバーで管理する新しいプラットフォーム型のシステムへの移行「センターサーバー化」を順次検討していく。
○1.鉄道利用は固定的という当たり前を超える
鉄道利用は定期券とSFという当たり前を超える。2028年度には、新しくリリースされる「Suicaアプリ(仮称)」においてセンターサーバー管理型の鉄道チケットの提供を開始する。たとえば、毎月3,000円を払うことにより、自宅最寄り駅である大宮駅を起点として、どの駅でも運賃が50%割引となるサブスク商品(割引上限あり)、鉄道の日などの記念日、駅ビルやイベントでの買い物により配信される鉄道クーポンなど、これまでにない便利なサービスが利用できるようになる。
○2.改札はタッチするという当たり前を超える
鉄道での利用にはタッチが必要という当たり前を超える。将来的にセンターサーバー化により、タッチせずに改札を通過できる「ウォークスルー改札」、改札機がない駅での「位置情報等を活用した改札」の実現を目指していく。
○3.Suica利用エリアという当たり前を超える
Suicaは利用エリアのみで利用可能という当たり前を超える。2027年春頃には、首都圏(長野含む)、仙台、新潟、盛岡、青森、秋田のSuicaエリアを統合し、たとえば、Suicaで常磐線を上野から仙台までの利用が可能となる。また、Suica未導入エリアにて、モバイルSuicaアプリで購入できる「スマホ定期券(仮称)」が利用できるようになる。(モバイルSuicaアプリで定期券の画面表示にて利用可能)
将来的には「位置情報等を活用した改札」の実現により、同社全線でSuicaが利用できるようになるという。
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