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「Apple Intelligence」に初アップデート、画像生成機能やChatGPT統合を追加

マイナビニュース / 2024年12月12日 10時12分

画像提供:マイナビニュース

米Appleは12月11日(現地時間)、「iOS 18.2」、「iPadOS 18.2」、「macOS Sequoia 15.2」をリリースし、パーソナルインテリジェンス「Apple Intelligence」に、Image Playground、Genmoji、Image Wand(画像マジックワンド)、Visual Intelligence、ChatGPT統合などの機能を追加した。

同社は10月にOSアップデートを通じて、Apple Intelligenceのベータ版の提供をUS英語で開始した。最初のリリースではSiriの強化を中心に基本的な機能を提供し、それに続く今回のアップデートでクリエイティブ機能や外部のサービスへの接続を実現した。また、オーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、南アフリカ、英国向けにローカライズされた英語サポートも追加された。2025年には、日本語、中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語などの言語追加を予定しており、4月のソフトウェアアップデートで最初の言語セットが提供される予定となっている。

Image Playgroundは、Appleデバイスに内蔵されたAI画像生成機能である。OSに統合されており、「メッセージ」「フリーボード」「Keynote」などのアプリでシームレスに使用できる。また、専用アプリ「Image Playground」も用意されており、テーマ、衣装、アクセサリー、場所などのコンセプトを使用して、ユニークな画像を簡単に作成できる。

Genmojiは、絵文字のようなイメージ表現を作成できる画像生成機能である。絵文字キーボードに説明を入力し、写真ライブラリの画像を用いるなど複数のオプションも使用して、パーソナライズしたGenmojiを作成する。作成したGenmojiは絵文字のようにメッセージにインラインで埋め込んだり、Tapbackでステッカーやリアクションとして使用することが可能である。

画像マジックワンドは、「メモ」アプリで、手書きまたは入力されたテキストから画像を生成する機能だ。メモの内容を視覚的に伝える画像をすばやく作成できる。

Visual Intelligenceは、カメラコントロールを備えたiPhoneで、カメラを通じたビジュアル認識を活用する機能である。例えば、気になるレストランを見つけた際に、カメラコントロールを長押ししてVisual Intelligenceを呼び出し、レストランにカメラを向けると営業時間や評価といったローカル情報に素早くアクセスできる。Google検索やChatGPTなど、サードパーティのサービスも利用可能。

ChatGPT統合により、Siriと作文ツールから直接ChatGPTを利用できるようになった。文章を作成する際に、SiriにChatGPTを使用するようにリクエストしたり、特定のリクエストに対してSiriがChatGPTへのアクセスを提案する場合もある。CnatGPTに接続することを選択した場合、OpenAI のデータ使用ポリシーが適用されるが、ChatGPT統合のオン/オフ、ChatGPTへのアクセス、ChatGPTと共有する情報をユーザーが常に制御できるようにデザインされている。
(Yoichi Yamashita)

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