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「ライブ留守番電話」は常時オンでいい? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

マイナビニュース / 2024年12月12日 11時15分

画像提供:マイナビニュース

一般的に留守番電話といえば、架電してきた側の音声メッセージを録音する機能のこと。一方、iOS 18で話題の「ライブ留守番電話」は、音声メッセージをテキストに変換する自動文字起こし機能を装備しています。通信キャリアが提供する留守番電話サービスとは関係がなく、無料で使えることもポイントです。

ライブ留守番電話は、「設定」→「アプリ」→「電話」→「ライブ留守番電話」画面にある「ライブ留守番電話」スイッチで機能をオン/オフできます。オンにしておけば、着信に十数秒ほど応答しない状態が続いたとき、相手のメッセージを録音し、リアルタイムで文字起こし処理が実行されます。

録音メッセージをすぐにテキストで確認できるこの機能、かなり便利に活用できますが、いくつか注意点があります。ひとつは、非通知電話など応答したくない・発言内容に関心がない相手でも、録音と文字起こしが自動実行されてしまうこと。非通知電話を拒否するキャリアのオプションサービスを併用するなど、工夫が必要かもしれません。

海外へ渡航するときにも要注意です。国外滞在時に着信がありiOSの留守番電話機能が作動すると、キャリアは通話を日本から現在地まで転送するため、着信側にも費用(着信料)が発生してしまうのです。相手が残すメッセージの長さにもよりますが、1分あたり百数十円(国/地域によって差があります)の負担となります。迷惑電話や間違い電話、自動音声のアンケート調査まで着信料が発生してしまうため、海外渡航時はライブ留守番電話機能をオフにしておきましょう。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
(海上忍)

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