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【光熱費】「冬の電気代」いくらかかってる? 地域ごとの平均額を調べてみた

マイナビニュース / 2024年12月12日 13時35分

寒い時期の方が電気代がかかることから、寒冷地ほど電気代がかかることが予想できます。実際はどうなのか、地域ごとの平均電気代をみてみましょう。
二人以上世帯の1か月の電気代(地域別)

一番電気代が高い地域は北陸の1万5,992円、次に東北の1万5,020円となっています。一方、一番電気代が安い地域は九州の1万605円、次に沖縄の1万962円となっています。

寒冷な地域は高く、温暖な地域は安い傾向はうかがえますが、北海道よりも四国の方が高いなど辻褄が合わない部分もあります。これは、居住地域によって契約できる電力会社が異なるためです。各会社で原子力発電所の稼働状況の違いなどがあり、電力を供給するための原価が異なってくるため、電気料金プランに差がでます。そのため、使用量の差がそのまま電気代の差にはならないと考えられます。
一番電気を使用している家電は?

家庭の中で、一番電気を使用している電化製品は何でしょうか。経済産業省資源エネルギー庁の資料から、冬季と夏季それぞれの「家庭における電気の使用割合」をみてみます。

冬季では、電気の使用割合が高い順に、エアコン(17.0%)、冷蔵庫(14.9%)、給湯(12.6%)、照明(9.2%)となります。エアコンに加えて電気ストーブや電気カーペットなどの他の暖房器具も含めた暖房費の割合は32.7%となります。

夏季の電気の使用割合もみてみましょう。高い順にエアコン(38.3%)、照明(14.9%)、冷蔵庫(12.0%)となります。夏の場合は、電気代の4割弱がエアコンの使用によるものです。
冬場の節電方法

冬場の節電方法は、前出のグラフからわかるように、使用割合が高い暖房費をいかに節約するかがポイントとなります。こまめに電源を切る、設定温度を上げ過ぎない、エアコンのフィルタ-を掃除して暖房効率を上げる、カーテンを閉めて暖房効率を上げるなど、節電につながることを意識して行うことで、電気代を下げることができるでしょう。

おすすめは、エアコンと加湿器を併用することです。部屋の湿度が上がると体感温度を上げることができるため、エアコンの設定温度は下げることができます。適度な湿度を保つことは風邪やインフルエンザなどの予防にもなります。

最後に、節電を意識し過ぎて、寒さを我慢してしまうのは健康を害することにつながります。くれぐれも無理のない範囲で節電に取り組みましょう。

石倉博子 いしくらひろこ ファイナンシャルプランナー(1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP認定者)。“お金について無知であることはリスクとなる”という私自身の経験と信念から、子育て期間中にFP資格を取得。実生活における“お金の教養”の重要性を感じ、生活者目線で、分かりやすく伝えることを目的として記事を執筆中。ブログ「ファイナンシャルプランナーみかりこのお金の勉強をするブログ」も運営中! この著者の記事一覧はこちら
(石倉博子)



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