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AI活用の鍵を握る電力性能比の向上に注力するAMD - AMD Advancing AI & HPC 2024 Japan

マイナビニュース / 2024年12月12日 13時57分

画像提供:マイナビニュース

日本AMDは12月11日、「Advancing AI & HPC 2024 Japan」と題したイベントを都内で開催した。

題名からすると、今年10月にAMDが開催したAdvancing AI 2024での内容(基調講演はこちらから視聴できる)を日本で改めて説明という風に思われるのだが、実際には随分カスタマイズというか、本国の内容とはまた違った内容になった。それは招待講演として理化学研究所(理研)の松岡聡氏や沖縄科学技術大学院大学(OIST)の北野宏明教授が基調講演を行ったというだけではなく、AMDの基調講演の内容もまたちょっと違っていた。そんな訳で、AMDの基調講演についてご紹介したい。

最初は日本AMD社長のJon Robottom氏(Photo01)が挨拶に立ち、簡単な財務報告を含めたAMDの現状の説明を行った(Photo02)後で、Samuel Naffziger氏(Photo03)の講演が始まった。

最初は、AMDがAI向けにEdge InferenceからCloud Trainingまで広範なら製品ラインナップを保有しているというところから始まる訳であるが、その直後からスタートした話は、「AIによって何が実現できるか?」という話である(Photo05)。

このうち自動車に関しての話は、今年4月に発表があったSUBARUの次世代アイサイトにVersal AI Edgeのカスタム品が入るという話である(Photo06)。

もっとも説明はカスタム品が入る事よりも、それによってアイサイトに実装されているAIが、安全性を強化するという点が強調された。

2つ目の「科学とデータ分析」の例としては、CERNのハドロン衝突型加速器(LHC)でのデータ検出の際にFPGA上で動くAIを利用する事で、絞り込みを行っている事例が紹介された(Photo07)。

ちなみにこの科学とデータ分析という話では、招待講演で松岡氏と北野教授がやはりもっと具体的な実例や、今後のより複雑化したサイエンス向けの使われ方について色々言及を行っていた。

同様に医療やロボティクス(Photo08)についても、すでにAIを利用して色々な取り組みがなされている事に触れたうえで、その先の話としてSovereign AIにも言及(Photo09)し、現状のAIはまだ緒に着いたばかりの状態で、まだこの先に大きな発展の余地がある事をアピールした。

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