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2025年に100周年を迎える企業は雪印メグミルクなど約2,000社、“周年企業”最長の900周年は「冠稲荷神社」

マイナビニュース / 2024年12月16日 18時7分

画像提供:マイナビニュース

東京商工リサーチは2024年12月13日、自社の企業データベース(約430万社)から、2025年に創業(創立)100周年などの「周年」を迎える企業(個人・各種法人を含む)を抽出、分析した。50周年以外は、100年単位でまとめた。

2025年に周年(50周年および100年単位)を迎える企業は、全国で2万8,743社ある。最古の周年企業は、1125年に源義国により創建されたと伝えられる神社で、婚礼の冠稲荷神社(群馬)の900周年。


次いで、1225年に始まる祇園祭の代表鉾で、祭事運営を行う長刀鉾保存会(京都)が800周年を迎える。400周年は、金沢の酒蔵「福光屋」(石川)、味噌製造「青源味噌」(栃木)など7社がある。


300周年は、化学品製造「竹本油脂」(愛知)など8社。200周年は、化粧品製造の「伊勢半」(東京)など7社。

周年企業の産業別では、創業50周年は建設業が1万38社(構成比37.5%)で最多。次いで、サービス業他4,826社(同18.0%)、卸売業3,147社(同11.7%)の順。


100周年の最多は、製造業の480社(同24.0%)で、卸売業の395社(同19.7%)、小売業の376社(同18.8%)、建設業の321社(同16.0%)と続く。200周年は、製造業が3社(同42.8%)で最多。300周年は製造業3社(同37.5%)が最多で、ものづくり企業が老舗に多い。


地区別では、50周年は関東の8,929社が最多。次いで、近畿が4,089社、九州が3,515社と続く。各地区の企業数に対する50周年企業の割合(構成比)は最多が東北の0.985%で、最低は関東の0.470%だった。


100周年も最多は、関東の679社だった。次いで、近畿の361社、中部が291社の順。各地区の企業数に対する100周年企業の割合(構成比)は最多が四国の0.077%で、最低は関東の0.036%だった。


都道府県別では、50周年は東京都が2,863社、大阪府が1,923社と続く。各都道府県の企業数に対する50周年企業の割合(構成比)は最多が山形県の1.204%だった。100周年は、東京都の313社が最多で、大阪府161社、愛知県115社、北海道95社の順だった。各都道府県の企業数に対する100周年企業の割合(構成比)は最多が福井県の0.100%だった。

2025年の創業100年超の老舗企業は、100周年を迎える2,000社が加わり、4万6,601社にのぼる。宗教法人などを除く最古は、社寺建築を手がける578年創業の金剛組(大阪)が業歴1446年で、現存する企業では世界最古といわれる。

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