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【職場で感じる世代の壁】40~60代管理職が20代のとき体験したこと - 「頻繁な飲み会」「パワハラ当たり前」「女性社員が少なかった」「残業・休日出勤当たり前」「喫煙所で雑談」

マイナビニュース / 2024年12月17日 9時35分

画像提供:マイナビニュース

スコラ・コンサルトは12月16日、「組織に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は2024年10月18日~10月22日および11月14日~18日、全国の社員100名以上の企業の一般職・管理職・役員6,186人を対象にインターネットで行われた。
○若手社員と40代~60代との「年代の壁」が浮き彫りに

「あなたの仕事に対する価値観について、あなたの考えに当てはまる選択肢をすべて選んでください」と質問したところ、20代が他の年代より比較的多く回答した項目は、「上司からのフィードバックは頻繁に受けたい」(14.4%)、「転職を視野に入れたキャリアアップを考えている」(14.5%)、「対面や電話より、オンラインやチャットの方がコミュニケーションしやすい」(9.8%)だった。

若い年代ほど回答が少ない項目は、「コミュニケーションスタイル」「仕事や組織への貢献意識」「柔軟性や失敗を恐れない姿勢」の3種類に分類できる。

コミュニケーションスタイル
若い年代ほど、仕事に関する人と対等に・積極的にコミュニケーションをとり、積極的な発言の割合や、懇親の機会の意義を認める割合が低い。

仕事や組織への貢献意識
若い年代ほど、組織や顧客への貢献意識が低く、プライベートの時間も仕事に費やす割合が低い。

柔軟性や失敗を恐れない姿勢
若い年代ほど、効率の良いやり方を柔軟にとる割合、失敗を恐れずチャレンジする割合が低い。

これらは若い世代ほど割合が低くなっているため、40代~60代の価値観と、20代・30代の若手世代の価値観の違いが「年代の壁」として表れている。

○管理職・役員が20代社員のマネジメントで感じる困難は?

40代~60代の管理職に、「あなたは、現在、20代の若手社員をマネジメントする際に、どのような困難を感じたことがありますか」と質問したところ、「『パワハラ』にならないよう、部下と接する際に気を遣うことがある」(37.0%)、「『セクハラ』にならないよう、部下と接する際に気を遣うことがある」(25.9%)、「部下の中でも価値観が多様であり、一律の対応が難しい」(25.4%)、「仕事のプレッシャーに対してストレスを感じやすい部下がいる」(24.7%)、「モチベーションを高めることが難しい部下がいる」(23.7%)という結果になった。

○40代~60代の管理職・役員が20代の頃に体験したこと

40代~60代の管理職に「20代だった頃、職場で体験したこと」を尋ねた。結果は、「上司や職場の人とお酒を飲みに行く機会が頻繁にあった」(46.7%)、「職場では残業や休日出勤が当たり前だった」(46.7%)、「喫煙所で雑談している人がよくいた」(45.0%)、「困難な仕事を乗り越えて成長できた」(40.7%)、「上司や先輩の『パワハラ』が当たり前にあった」(35.8%)となった。

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