1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

就活のグループディスカッションで差をつける“回す力”の秘訣を解説 第2回 面接官の本音! グループディスカッションで失敗する典型的なケース

マイナビニュース / 2024年12月18日 9時40分

画像提供:マイナビニュース

前回は「回す力」の全体像と、その重要性についてお伝えしました。第2回となる今回は、現役の面接官の視点から、「回す力」の欠如によって起こりがちな、典型的な失敗例をご紹介します。

なぜ些細な行動で評価が下がるのか

「たった30分程度のグループディスカッション(以下、GD)で、なぜそこまで厳しく評価されるのか」と思う方もいるかもしれません。しかし、面接官の立場からすると、GDでの行動には、その人の実務での振る舞い方が如実に表れるのです。

ある面接官は言います。

「GDは、入社後の『仕事の現場』の縮図なんです。ここでの行動から、プロジェクトでの振る舞いや、チームへの貢献度が想像できてしまう。だからこそ、些細な言動も見逃せないんです」

では、実際にどのような行動が、面接官の評価を下げてしまうのでしょうか。

わかりやすくするために、具体例として典型的な5つのケースを見ていきましょう。
○失敗事例1:独善的な議事進行

新卒採用のGDで、Aさんはすぐに議事進行役を買って出ました。

しかし、その進め方は「では私が進行役を務めますので、時計回りで一人1分ずつ意見を述べてください」と機械的なものでした。誰かが意見を言い終わる前に「はい、ありがとうございます。では次の方」と遮り、議論が深まる気配すらありません。

面接官の本音
「リーダーシップを見せたいのはわかるが、これでは単なる進行係。メンバーの意見を深めようという意識が全く感じられない。実務でも、形だけのミーティングしかできない、深みのない人材になりそうだ」
○失敗事例2:知識自慢の空回り

テーマが「地方活性化」のとき、Bさんは統計データや政策名を次々と引用し始めました。「私の知る限り、この施策の実施率は●●%で……」「ちなみに、私は●●のような成功ケースを知っていて……」と、まるで講義をするかのように話し続けます。

他のメンバーは引き気味になり、議論が一方通行に。せっかくの知識が、コミュニケーションを阻害する要因となってしまいました。

面接官の本音
「知識をひけらかして満足しているようだが、それを活かして議論を深めようという意識が全くない。実務でも、周りが委縮してしまい、チームの生産性を下げかねない」
○失敗事例3:消極的な受け身姿勢

Cさんは終始、隣の人の顔を見て小さくうなずくだけ。与えられた30分のうち、自分から発言したのは最初の自己紹介と、その後の「はい、その通りだと思います」という相槌だけでした。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください