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【プロが徹底解説】帰省で親の老いに直面したら…? 備えておきたい「仕事と介護」両立の準備ガイド

マイナビニュース / 2024年12月26日 8時16分

画像提供:マイナビニュース

年末年始の帰省で久しぶりに親の顔を見て、「あれ? 少し老けた?」「前より元気がない気がする」と感じる人も少なくないだろう。元気そうに見えていても、気づかないところで加齢による変化が進んでいることも。前編では、帰省で親の変化に気づいた際のチェックポイントを、LIFULL介護編集長の小菅秀樹さんが指南した。引き続き、親の介護に向き合うための“初めの一歩”を解説していこう。
▼親の「大丈夫」はだいたいアウト…“親の変化”のサインを見逃さないチェックリスト

「介護サービスを利用したい!」と思っても、すぐに使えるわけではありません。通常は要支援・要介護認定を受ける必要があり、その後ケアプランの作成やサービス事業者との契約を経て利用開始となります。流れを理解しておくことでスムーズに手続きを進めることができます。
○①要支援・要介護認定を申請する

介護保険サービスを利用するためには、まず要支援・要介護認定を受ける必要があります。申請は地域包括支援センターや市区町村の窓口で行います。事前に「介護保険証番号」「主治医の連絡先」「親のマイナンバー」など必要な情報を準備しておくとスムーズです。

○②認定調査を受ける

申請後、行政から委託された調査員が親の生活状況を確認しに訪問します。調査では、「日常生活でどの程度困っているか」を具体的に伝えることが重要です。調査内容は要介護度の判定に直結するので、家族も立ち合い、困りごとを具体的に伝えましょう。
○③要介護度の判定

認定調査の結果と医師の意見書を基に審査が行われ、要支援または要介護の判定が下されます。この結果によって、利用できる介護サービスの種類や頻度が決まります。判定が出るまで1~2か月ほどかかり、結果が出たら次のステップに進みます。
○④ケアマネジャーと契約し「ケアプラン」を作成

要介護認定を受けた後は、ケアマネジャーと契約してケアプランを作成します。ケアプランとは、どの介護サービスを利用するかを決めた計画書のこと。専門知識が必要なためケアマネジャーに任せるのが安心ですが、自分で作成する「セルフケアプラン」という方法も選択可能です。
○⑤介護サービスを選ぶ

ケアプランが決まったら、親に最適な介護サービスを選択します。在宅介護では、訪問介護やデイサービス、福祉用具の貸与など多彩な選択肢があります。たとえば、訪問介護では身体介助はもちろん、掃除や買い物のサポートを受ける、デイサービスでは半日ほど滞在して機能訓練や入浴介助を受けることができます。
○■自宅生活が難しいと感じたら、老人ホームの検討を

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