アストロスケール、ISSA-J1ミッションの開発をフェーズIからフェーズIIへ移行
マイナビニュース / 2024年12月19日 15時21分
アストロスケールは12月18日、大型の衛星デブリを対象に接近と観測を行う「ISSA-J1(In-situ Space Situational Awareness - Japan 1、イッサジェイ)」のミッションについて、3つに分けられている事業フェーズのうち、機体の基本設計などを実施したフェーズIからフェーズIIへ移行すると発表した。
ISSA-J1は、文部科学省が推進する「SBIR制度」(革新的なスタートアップ等による研究成果を社会実装し、イノベーション創出を促進する制度)における、宇宙分野の大規模技術実証事業(フェーズ3)の中のスペースデブリ低減のための技術開発・実証「軌道上の衛星等除去技術・システムの開発・実証」への取り組みとして2023年10月より進められているもの。大型の衛星を対象デブリとした近傍での撮像・診断ミッションとしており、フェーズIが機体の基本設計や航法センサの開発という段階で、フェーズIIは詳細設計や衛星組立、地上試験、運用準備などの段階となる。交付される補助金は最大63.1億円(税抜)だという。
すでに同社では、先行して2024年2月より進めている商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J(Active Debris Removal by Astroscale-Japan)」ミッションにおいて、観測対象のデブリの周辺を回りながらの周回観測や、対象から15mの距離まで接近するなどの取り組みを行っており、ISSA-J1ではこうしたランデブ・接近・観測の対象を大型の衛星デブリとすることで、軌道上サービスの実現に向けた能力と実績をさらに高めることを目指すこととなる。
なお、アストロスケールではISSA-J1ミッションによる技術実証により、軌道上にある大半の大型デブリへのRPO(ランデブ・近傍運用)を可能とする技術の確立を目指すとしている。同事業は最長で2028年3月まで継続される予定だという。
(小林行雄)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
アストロスケールのデブリ除去衛星「ADRAS-J」、デブリから約15mの距離まで接近に成功
マイナビニュース / 2024年12月19日 14時57分
-
アストロスケール、大型衛星デブリへの接近・診断を行うISSA-J1ミッションの開発においてフェーズIからフェーズIIへ移行
PR TIMES / 2024年12月18日 19時15分
-
アストロスケールのデブリ除去実証衛星が大型デブリに約15mまで接近成功
sorae.jp / 2024年12月16日 10時2分
-
アストロスケールの商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J」、宇宙空間でデブリから約15mの距離まで接近に成功
PR TIMES / 2024年12月11日 17時15分
-
新型補給機「HTV-X」サービスモジュールの機体公開。こうのとりから技術継承、増強も
マイナビニュース / 2024年12月10日 18時35分
ランキング
-
1どこから来たの……? クルマのエンジンルームで遭遇した“まさかの生き物”に「上手に焼けてて草」「どこから入るん?」
ねとらぼ / 2024年12月17日 20時20分
-
28790万円当たったけど…2000円払えだと? 謎の宝くじアカウントに「払えない」と泣きついてみた
おたくま経済新聞 / 2024年12月18日 12時0分
-
3【予想】アップル初売り 2025年はいつから? 内容は?
ASCII.jp / 2024年12月19日 10時0分
-
4『ゼンレスゾーンゼロ』アプデ1.4でローアングル覗き規制導入と話題に―打開策を紹介する紳士も登場【UPDATE】
Game*Spark / 2024年12月19日 0時20分
-
5AQUOS R9 proレビュー - カメラ性能は申し分なし、パフォーマンスもハイレベル
マイナビニュース / 2024年12月18日 17時33分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください