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健康診断で指摘された項目トップ3、「コレステロール」「肥満」ともう1つは?

マイナビニュース / 2024年12月20日 13時9分

また、より正確な血圧状況を知るために重要な「日常的な血圧測定の習慣」については、血圧計を持っていても定着できていない実態が明らかになった。週1~3回以上血圧を測定する習慣があるのは、個人での血圧計保有率が比較的高かった50代でも16%、60・70代でも34.5%に留まった。

健康診断や人間ドック以外で年1回以下、もしくは測ったことが1度も無い人は現役世代(20~50代)で70%を超えており、残念ながら「日常的な血圧測定の習慣」は多くの人にとってまだまだ取り組めていないことがわかった。

血圧は、季節での変動や、体調や時間帯などによって上下に変動する。また、病院での診察時だけ緊張で高くなってしまう「白衣高血圧」や、逆に診察時は正常でも家庭では実は高い「仮面高血圧」など通院や健康診断だけではわかりづらい高血圧もある。そのため、高血圧の早期発見には家庭での定期的な血圧測定習慣によって傾向を把握することが非常に重要となる。
○健診で血圧について指摘されたあとの診療態様

過去に「血圧が高め」と指摘を受けたことがある人について、その後の治療・通院の状況を質問したところ、20~50代の現役世代では、指摘を受けたひとのうち半数が「通院したことがない」と回答。一方で60・70代では、通院継続ができている人が男女ともに60%を超えた。

○血圧についての情報リテラシーとその影響について

今回、血圧測定の習慣化や、血圧ケアの意識を大きく阻害しているものとして、YouTubeやSNS、WEB記事などで専門家でない発信者から伝えられる、誤った情報に消費者が多く触れている実態も明らかになった。

調査では、以下の5つの代表的なネットなど広がっている「誤った情報」について、情報に触れたことがあるか、その信憑性をどう捉えているか、情報源として誤った情報はどこから消費者に接触しているのかなどを分析した。

上記は全て医学的な見解として誤った情報だが、いずれか1つでも情報に触れたことのある人は26.4%。特に血圧が高まりやすい60~70代においては実に40.5%の人が誤った情報に接触していた。しかも、誤情報への接触者のうち、それぞれ半数を超える人が「情報を信じている」「正しいところもあると思う」と回答し、情報を信頼してしまっている。特に男性ではCの陰謀説を信じている人が75%と顕著に高い傾向となった。

こういった誤った情報に触れる情報源は、血圧や医療の専門的な見解を正しく伝える専門家や、テレビ・新聞などの旧来メディアではなく、男性では「WEBなどの記事、ネットニュース」「YouTubeなどの動画サイト」、女性では「知人・友人など直接の知り合いからの口コミ」の割合が高く、玉石混交の情報が流通する発信元からの、命や健康に関わる情報を独自判断で取り込んでしまっている現状がわかる。

○PROTECT HEARTS PROJECTとは

PROTECT HEARTS PROJECTは、Mizkan、森永乳業、オムロン ヘルスケア、プリメディカ、新生堂薬局、刀および事業子会社のイーメディカルジャパンが6社共同で2024年7月に発足させたプロジェクト。放置すると、心疾患や脳血管疾患など、命にも関わる大きな健康リスクである高血圧について、業界を超えて連携、啓発することを通じ、多くの方が正しい情報に触れ、適切なアクションをとれる社会の実現、そして健康寿命の延伸を目指す。

今回、健康診断・人間ドックなどを受診し結果を受けとる時期にあたり、全国の男女1,000名を対象に、健診後のアクションや血圧についてのリテラシー・情報源などについての意識調査が実施された。
(Yumi's life)



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