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「AirTagの共有」はどう活用すれば? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

マイナビニュース / 2024年12月20日 11時15分

画像提供:マイナビニュース

キーケースやカバンに忍ばせておくと、いつでも「探す」アプリで現在位置を割り出せる「AirTag(エアタグ)」は、紛失防止に役立つデバイスです。通常の使いかたで1年は電池交換不要、充電など日々のメンテナンスは必要なく、"大切なものに位置情報発信機能を付加する"アイテムと考えることもできそうです。

iOS 17のとき、AirTagに共有機能が追加されました。共有できる人数は自分を含め最大6人、Apple Accountを保有し2ファクタ認証をオンにしているなどの条件を満たせば、AirTagとペアリングした物の位置を「探す」アプリで突き止めることが可能になります。

準備はかんたん、「探す」アプリの「持ち物を探す」タブで対象のデバイスを開き、「AirTagを共有」欄にある「人を追加」をタップします。あとは画面の指示に従い家族や友人を登録すればOK、それぞれのiPhoneやMacから「探す」アプリで対象デバイスの現在位置を調べられるようになります。

この機能は、「共有メンバーが共通して関心を持つ何か」を対象にすることで威力を発揮します。家族全員が使う自転車、所属するサークルの備品、共同購入した農機具など、いざというとき現在地を把握したいものに使うと有用です。

ただし、子どもやペットの現在地を知る目的には推奨できません。ボートのように、近くに誰もいないところで使うものにも不向きです。AirTagは現在地をリアルタイムに更新するとは限らず、GPSを受信できBluetoothが有効なAppleデバイスが近くにないかぎり検出される位置情報は粗いものになります。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
(海上忍)

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