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海外モバイルトピックス 第424回 謎のスマホ「青い空」とは何なのか? 北朝鮮のスマホを触ってみた

マイナビニュース / 2024年12月20日 11時30分

唯一のオリジナルアプリと言えそうな便せんアプリはメモを書いたり、そのメモに写真を貼り付けることができます。このメモはメッセージやBluetoothで送信も可能ですが、SMSで送る場合はテキストだけになってしまうと思われます。日常的にメモを取ったり写真を貼り付け、それを友人たちと会ったときにシェアする、といった使い道はできそうです。

今回紹介したスマートフォンは4年前のものとは言えスペックの低いベーシックな製品です。このような製品が一般的な国民に使われているのかもしれません。一方で筆者は2024年9月にドイツで開催されたIFA2024の会場で北朝鮮向けと見られる折りたたみスマートフォンを見ています。現地でも富裕層向けなどには最新スタイルの製品も販売されるなど、北朝鮮でも複数のスマートフォンを選べる状況になっているのかもしれません。今回テストした端末からはおぼろげながらしか現地の通信状況は見えてきませんが、少なくとも都市部ではスマートフォンが社会インフラの一部になりつつあると想像できます。

山根康宏 やまね やすひろ 香港在住の携帯電話研究家。海外(特に中国)のスマートフォンや通信事情に精通。IoT、スマートシティー、MaaS、インダストリアルデザインなど取材の幅は広い。最新機種のみならずジャンク品から百万円のラグジュアリーモデルまであらゆる携帯電話・スマートフォンを購入する収集家でもあり、その数はまもなく1,800台に達する。公式サイト:http://www.hkyamane.com/ この著者の記事一覧はこちら
(山根康宏)



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