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細く長く売れるレガシーメディア、フロッピーは価格高騰中 - 古田雄介の家電トレンド通信

マイナビニュース / 2024年12月20日 17時0分

画像提供:マイナビニュース

今回は、いわゆる「レガシーメディア」の売れ筋をレポートします。

かつて、データの保存や受け渡しなどで中心的な役割を担い、現在はピークアウトしたレガシーなメディア。古くは、カセットテープやVHS、フロッピーディスク、MOディスクなどのほか、スマートメディアやメモリースティックといったメモリーカードもありました。近いところでは、CD-RやDVD-Rなどの光学メディアも範疇に入れてもよいかもしれません。

最近は使う機会がほとんどなくなった…という声も聞きますが、細く長く売れているものも少なくありません。秋葉原でレガシーメディアを多数取りそろえる磁気研究所(HIDISC)の直営店・MAG-LABでも、数年スパン、十数年スパンで人気のメディアがいくつもあるとのこと。

店長の大谷和広氏は「仕事で必要だからという場合も多くありますが、案外プライベートでも需要があります。年配の方にデータを渡すときはUSBメモリーやクラウドだとうまくいかないから、使い慣れたなじみのメディアを探しているというケースや、レトロな環境に新鮮味を覚えるから買ってみた、というケースまでありますね」といいます。

とりわけ年末年始は、親に写真や動画を渡したり、実家で往年の環境に触れたりするなど、レガシーメディアが活躍する機会が増える時期といえます。下の「レガシーメディア探しのポイント×3」を踏まえて、令和の現在も着実に売れているレガシーメディアの需要の理由を追いかけていきましょう。
○<レガシーメディア探しのポイント×3>

生産環境や市場在庫の違いで、供給量や価格に大きな差が生じる。
VHSやフロッピーディスクなどの往年の主流メディアは息長く流通する傾向がある。
スマートメディアやxDピクチャーカード、HD DVDなどはほぼ払底状態。

※本文と写真で掲載している価格は、取材した2024年12月13日14:00時点のものです。日々変動もしているので、参考程度に見てください。
音楽や録音データの配布に活躍する「CD-R」

もっとも安定して売れているのはCD-Rとのこと。平成元年に流通が始まった古参メディアですが、現在もよく見かけます。容量は650MB~875MBまでありますが、現在も流通量が多いのは700MB(80分録音)タイプです。同店では、自社ブランドの音楽用CD-R 50枚パック(HDCR80GMP50)が980円で売られていました。

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