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岡安学の「eスポーツ観戦記」 第158回 本大会出場地域数も課題か。「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2024 SAGA」レポート

マイナビニュース / 2024年12月20日 15時3分

Day2で行われたのは『ぷよぷよeスポーツ』『パズドラ』『eFootball』の3タイトル。『ぷよぷよeスポーツ』のみ小学生の部と一般の部(12歳以上)の2つの部門があります。どちらの部門も予選を勝ち抜いた16名が4つのグループリーグに分かれ、1位となった選手が決勝トーナメントに進出します。

小学生の部で優勝したのは、東京都代表のゆうき選手、一般の部は東京都代表のともくん選手でした。ゆうき選手は小学生ながら大人顔負け、いやプロが脱帽するほどの腕前を持っており、すでにプロライセンス保持者の半数を倒している実力者。昨年の全国都道府県eスポーツ選手権でも優勝しており、今回で2連覇となりました。

ともくん選手は『ぷよぷよeスポーツ』のプロシーンで活躍している選手で、全国都道府県eスポーツ選手権は3連覇。今回も勝ったことで、4連覇を達成しました。今大会からプロ選手の出場枠が別枠となり、4名までしか出場できないうえ、プロ同士の予選を勝ち抜かなければならず、4連覇はかなり厳しいとみられていましたが、その厳しいさをものともせず、優勝しました。

現在のプロシーンで向かうところ敵なしといった状態のともくん選手に、プロ選手さえ倒す天才小学生の登場と、今後の競技シーンが楽しみです。

それでいて一般の部で3位になったdelta選手は、先の「ぷよぷよグランプリ 2025 2nd」で準優勝しており、SAKI選手やぴぽにあ選手などの強豪もひしめき合っています。中堅世代の層の厚さも見逃せません。

レジェンドと言われるベテランプレイヤーのくまちょむ選手やKamestry選手も最近の活躍が光っており、まさに小学生から40代半ばまで活躍できるタイトルであることが証明されています。

これだけ選手寿命が長いタイトルでありながら、ニューホープが出てくるのは、今後の『ぷよぷよ』界隈はしばらく安泰と言えるのではないでしょうか。そして『ぷよぷよ』というゲームが競技タイトルとしても完成していると言えるでわけです。県対抗のポイントとしては、どちらも東京都代表だったので、東京が大きく躍進しました。

打って変わって『パズドラ』部門は、決勝戦に残った4人がすべてプロゲーマーという結果に。プロゲーマー同士の白熱した戦いを制したのは大阪府代表の海斗選手でした。

最後に行われたのは『eFootball』です。今大会からレギュレーションが変わり、モバイル版が追加されました。各県の代表選手はモバイル版とPlayStation版の選手2人1組で構成されています。

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