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カー・オブ・ザ・イヤーの輸入車部門受賞! 最新「ミニ」(MINI)購入ガイド

マイナビニュース / 2024年12月26日 8時0分

ガソリンエンジンの選択肢は5ドア同様2種類で、加えて2.0Lのディーゼルエンジンも選べる。なお、2.0Lのガソリンエンジン車は4輪駆動車だ。カントリーマンにはEVの選択肢があり、4輪駆動の設定になる。

ここまでがミニの基本構成だ。

そこに新しくEV専用として誕生したのが「エースマン」である。見かけは5ドアとカントリーマンに近いが、ホイールハウスにプロテクターの加飾がつき、別物であることが一目でわかる。カントリーマンはSUV、エースマンはクロスオーバー車という位置づけだという。

車体寸法もほかのミニと若干違い、全長は4,080mm、全幅は1,775mmだ。モーター出力と車載バッテリー容量それぞれに2種類の設定があり、一充電走行距離は欧州の測定値で310~406kmと発表された。

最後に、ミニの高性能モデル「ジョン・クーパー・ワークス」(JCW)について触れておきたい。

英国時代のミニには、F1でレーシングカー製造者として王座を獲得したジョン・クーパーが手掛ける高性能仕様があった。イシゴニスとクーパーが友人だったことから、ミニの魅力をより高めたクルマを作ろうという話が持ち上がったのだ。以来、ミニの高性能車にはクーパーの名が付くようになった。より高度な技術を織り込んで高性能化した車種には「クーパーS」の名を与えた。

現在も、ミニの高性能車は「クーパーS」と名乗る。さらに走りを追求し、高速走行を目指したのがジョン・クーパー・ワークス(JCW)になる。

現行のラインアップで「JCW」グレードが選べる車種は、ミニクーパー3ドア(コンバーチブルを含む)とカントリーマンだ。

どのミニを選べばいい? 各モデルの特徴は

ミニは多種多彩なラインアップが魅力だが、いろいろありすぎて、どれを選んだらいいか迷ってしまうという人もいるはず。ここからは簡潔に各モデルの特徴を紹介していこう。

最も身近な3ドアの1.5Lガソリンエンジン車は、ミニの原点を味わうのに最適だ。

そもそも、英国時代のミニは「廉価な庶民の足」というのが基本構想だった。原価低減のため、例えばサスペンションにバネはなく、ゴムのブッシュで振動を吸収し、乗り心地をまとめた。それが逆に「ゴーカート」のような俊敏な手応えの走り味を生み、安くて楽しいミニの象徴となった。

BMWの手によって再出発したミニも「ゴーカートフィーリング」を最大の持ち味とする。最新のミニでも、3ドアに乗ればその面白さが味わえるはずだ。

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