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PT(理学療法士)・OT(作業療法士)・ST(言語聴覚士)の平均年収が民間給与平均よりも100万円以上低いことが明らかに - マイナビ調査

マイナビニュース / 2024年12月23日 14時47分

画像提供:マイナビニュース

マイナビは12月20日、「PT・OT・ST白書2024年度版」の結果を発表した。調査は2024年4月18日~6月29日、同社が運営する人材紹介サービス「マイナビコメディカル」登録会員588名を対象にインターネットで行われた。
○正職員の年収で最多は「400~424万円」

PT(理学療法士)・OT(作業療法士)・ST(言語聴覚士)として働く正職員の現在の年収は「400~424万円」が18.8%で最多となった。各年代で最多の年収をみると、20代は「300~324万円」が18.2%、30代では「400~424万円」が21.5%、40代は「500万円以上」が21.5%、50代については「500万円以上」が38.3%となった。国税庁によると正社員(正職員)の民間給与平均は530万円とされているが、PT・OT・STで500万円を超えていると答えた人はわずか12.5%だった。最も回答が多かった年収額の「400万~424万円」は民間給与平均より100万円以上低い水準である。

○PT・OT・STの約8割が現在の仕事に「やりがい」

現在の職場での仕事のやりがいについて聞いたところ、「週に何度かは感じている」が最多で36.6%だった。「ほぼ毎日感じている」「週に何度かは感じている」「月に何度かは感じている」を合計すると79.2%で、約8割が仕事にやりがいを感じていることがわかった。異なる職種に同様の質問をした際、看護師では60.3%、介護職では62.4%という結果が出ており、PT・OT・STは他の医療職種に比べ、仕事にやりがいを感じている人が多いことがわかった。

また、どのようなときにやりがいを感じるかを聞くと、「患者・入居者・利用者に感謝されたとき」が69.0%、「患者の身体機能の維持・向上ができたとき」が55.3%となっており、リハビリの提供で対象者に貢献ができたと実感することが、PT・OT・STの仕事のやりがいにつながっていると考えられる。

○6割が今後PT・OT・ST以外への転身も検討

今後もPT・OT・STを続けていきたいと思うかを聞くと、約3人に1人は「PT・OT・STとして長く働き続けたい」と考えているものの、「PT・OT・STに限らず、関心のある仕事をしてみたい」が51.0%と最多で、「PT・OT・ST以外の仕事をしてみたい(9.0%)」と合計すると、全体の6割が今後の職業選択の際にPT・OT・ST以外の職種への転身も検討していることがわかった。

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