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iPhoneの内蔵スピーカーの最大ボリュームを設定する

マイナビニュース / 2024年12月22日 11時30分

画像提供:マイナビニュース

iPhoneの内蔵スピーカーは、なりは小さくても音量はなかなかのレベル。多少の差はあるものの、歴代iPhoneは概ね90デシベル以上、モデルによっては100デシベル超を出せるという報告があります。防犯ブザーの出す音は90デシベル程度ですから、どれほどの音量か想像がつくのではないでしょうか。

iOSでは、通話音量とメディア音量が別に管理されています。内蔵スピーカーとワイヤレス(Bluetooth)スピーカーの音量もそれぞれ独立しているため、オーディオ出力を切り替えてもその時点の音量が引き継がれることはありません。しかし、設定している音量のことを忘れてしまえば、ふとした拍子に爆音再生、という可能性はあります。

突然の大音量は困る、せめてiPhone内蔵スピーカーからは大音量が出ないようにしたいという場合には、iOS 18.2で追加された「音量制限」機能を利用しましょう。電話やFaceTime、着信音やアラーム、通知音などシステムが発するサウンドは除外されますが、音楽やゲームなどのアプリが出す音を制限できるため、周囲の人に大音量でアプリの音を聞かれてしまうという事態は防げます。

手順はかんたん。「設定」→「サウンドと触覚」→「音量制限」の順に画面を開き、「最大音量を制限」スイッチをオンにしましょう。すると、内蔵スピーカーの最大音量を設定するスライダーが現れるので、最大値の20%から90%の範囲で内蔵スピーカーの最大音量を設定すればOKです。これで「突然爆音」の心配はなくなりますよ?
○操作手順をカンタン解説

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
(海上忍)

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