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全国で広がる『タッチ決済乗車』、"快適さ"だけじゃない意外な効用

マイナビニュース / 2024年12月27日 7時0分

画像提供:マイナビニュース

タッチ決済に対応したクレジットカードなどで公共交通機関に乗車できる、"タッチ決済乗車"。いまや利用できる事業者は100を超え、年末年始、旅行や帰省で地方へ移動する方にとっては便利さが実感できる規模に拡大しています。

タッチ決済乗車の普及状況や便利な使い方についてJCB 加盟店営業統括部 プロダクト推進グループの熊坂 主事と岩崎 係員に聞きました。

○チャージ不要で乗車可能、ポイ活もはかどる

――"タッチ決済乗車"について教えてください。

タッチ決済に対応しているクレジットカード、もしくはカードをApple PayやGoogle Payに設定したスマートフォンを専用端末にかざすだけで、公共交通機関に乗車できるサービスです。

専用端末機は、改札の横に置かれていることがほとんどですが、窓口のそばに置かれていることもあります。

――「タッチして乗車する」というシステムは、一般的に交通系ICカードの利用を思い浮かべる方が多いと思います。"タッチ決済乗車"のメリットとして、どんなことが挙げられますか?

最大のメリットは、残高不足にならないのでチャージが不要になることです。

急ぎの移動の際、残高が足りずチャージが必要で大慌て! なんてこともありませんし、切符を買う手間もかかりません。

また、交通費の支払いを普段と同じクレジットカードに集約することで、ポイ活をされている方は、より多くのポイントを貯めていただけます。
○使える公共交通機関、路線、駅などは確認を

――現在、タッチ決済乗車を導入している公共交通機関の事業者はどのくらいありますか?

ここ数年で急激に利用できる事業者が増えています。JCBが公共交通機関へのタッチ決済の導入推進をスタートしたのが2021年。その後、2022年までに12しかなかった事業者も、現在(2024年12月時点)では113事業者にまで増加しています。都道府県カバー率は66%という状況にまでなりました。2024年度中に140事業者を超えると見ています。

日本でようやく広がり始めたタッチ決済乗車ですが、ロンドンやニューヨーク、シンガポールなど、世界の主要都市では先んじて普及が進んでいます。例えば、ロンドンは既存の交通系ICカードを上回る4分の3の利用率になるそうです。

このようなタッチ決済文化を持った外国人が訪日した際にも、便利に使ってもらえるのではないかと期待されています。

――タッチ決済が利用できる公共交通機関はどこで確認できますか?

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