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東京都による「ティーンズ・アイデアコンテスト」の表彰式が開催

マイナビニュース / 2024年12月23日 14時25分

■子どもの斬新なアイデアを事業のヒントに

高校生の部で「優秀賞」に選ばれたのは、N高等学校2年生の野口丈さん。熊谷組のテーマに対して、非常時のみ作動する避難誘導機(モニター・電光掲示板)を設置して身を守る指示を行うというアイデアを提案した。野口さんは「普段から防災について、たくさん考えてきました。その思いを伝える場を持てたことを、とても嬉しく思います。こういった大きなアイデアコンテストに参加するのは、今回が初めてでした。とても良い経験になりました」と話した。

同じく高校生の部で「優秀賞」に選ばれたのは、都立南多摩中等教育学校4年生の古屋花実さん。ピジョンのテーマに対して、子育て世帯や子育てに関わりたい人に向けた団地Share happy baby houseを提案するアイデアが高評価だった。古谷さんは「このような賞をもらえて、とても嬉しく思います。私の”子どもたちの幸せを守りたい”という思いは、まだまだ終わりません。これからも、いろいろなことに挑戦して夢を叶えていきたいと思います」と話した。

講評として、平井さんは「受賞された皆さん、本当におめでとうございます。野口さんと古谷さんのアイデアは、全く違う社会課題に対する提案でしたが、面白い共通点もございました。野口さんのアイデアは、スマホを持っていない高齢者の方々に、災害時にどうやって情報を提供するかということでした。スマホを使わないで、情報を直接伝達するアイデアが素晴らしいと思った。古谷さんのアイデアも、人と人のコミュニケーションを大事にするものでしたね。いろんな経験・体験を持ってる方々が、アドバイスしてあげる場を提供する。現代に生きる私たちは、つい情報機器に頼りがちですが、人と人のコミュニケーションのあり方、人間と人間はどうやって対話するか、その大切さを改めて認識させてもらったように思います。本当に皆さんおめでとうございました」とした。

最後に松本副知事が登壇。まずは「今回、初開催となるこのコンテストでは、防災、子育て、デジタルという、いずれも重要なテーマについて中高生の皆さんに様々なアイデアをご提案いただきました。どれもキラキラ光る、『課題を解決したい』という熱意に溢れた、若者らしい、思い切ったアイデアばかりだったと思います。未来の東京を担う皆さんの声は、私たち大人にも新たな気づきを与えてくださいます。東京都では、そのような声を社会全体でしっかり受け止めていくことを目指して、本日のティーンズ・アイデアコンテストをはじめ、企業やNPO、学校、市区町村など様々な皆様と連携して、色いろな取り組みを行っています」とする。

そのうえで「現在、こどもスマイルムーブメントに参画している約1,900の企業や団体の中からも、子どもの斬新な意見を自分たちの事業や活動に取り入れたい、という声が多く聞かれるようになりました。これからも東京都では参画企業や団体の皆様と協力しながら、子どもたちが社会の一員として主体的に意見を表明し、参画できる環境を創出してまいります。ぜひ皆さんの意見を、これからも世の中に積極的に発信して、そして将来の可能性と視野を大いに広げてください。会場にお越しの皆様、オンラインでご視聴の皆様、本日はありがとうございました」とまとめた。
(近藤謙太郎)



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