冬に起こりやすい脳卒中の予防 - 生活習慣のポイントは
マイナビニュース / 2024年12月26日 11時0分
年間およそ10万人が亡くなっている「脳卒中」。日本人の死因第4位であり、寝たきりや介護が必要になる主な原因の一つです。また、脳卒中は特に冬に起こりやすいと言われています。今回は、脳卒中の症状や冬に要注意である理由、予防法について解説します。
○■脳卒中はどんな病気?
脳卒中は、脳の血管が破れたり詰まったりして脳の一部の働きが悪くなり、さまざまな症状を引き起こす病気です。脳の血管が破れたり詰まったりするのは、長年の生活のゆがみで生じた生活習慣病によって知らぬ間に心臓や全身をめぐる血管が傷み、最終的には脳の血管がダメージを受けることが原因です。
また、脳卒中には血管が詰まって起こる「脳梗塞」、血管が破れて起こる「脳出血」「くも膜下出血」の3つの病気が含まれています。これらいずれの病気においても、半身まひや言葉の障害、意識の障害など、脳卒中に共通する症状が現れますが、病気の起き方が違うため、治療法や病気の経過は異なります。
○<脳梗塞>
脳梗塞は、脳卒中の過半数を占める病気です。脳の血管が詰まって血流が充分に脳細胞に行き渡らなくなると、すぐに脳細胞の働きが悪くなり、半身まひなどの症状が出ます。
血流が悪いまま数時間程度経過してしまった場合、脳細胞は死んでしまい、生き返ることはありません。反対に、数時間以内に血流を戻すことができれば、脳細胞の働きも元に戻り、脳卒中の症状が軽くなったり消えたりすることが期待できます。
○<脳出血>
脳出血は、脳の血管が破れる病気です。くも膜下出血や硬膜下血腫との区別をわかりやすくするため、「脳内出血」と呼ばれることもあります。脳出血は脳梗塞よりも後遺症が残るケースが多く、脳梗塞より死亡率も高いです。
○<くも膜下出血>
くも膜下出血は、「脳動脈瘤」という血管のふくらみが突然破れ、頭痛や意識障害などの症状が現れる病気です。脳動脈瘤とは、脳動脈の血管壁が薄くなったりもろくなったりすることで、そこが膨らんで血液が入り込み、コブのような形状になったものです。このコブが破裂すると、くも膜下出血になります。くも膜下出血は脳卒中の中では死亡率が高く、重症の脳卒中です。
○■脳卒中の症状
脳卒中は、脳の障害される部位によってさまざまな症状が現れますが、代表的な症状を覚えておくことが大切です。特に、3つの症状(顔のまひ、腕のまひ、言葉の障害)を取り上げたFAST(Face=顔、Arm=腕、Speech=言葉、Time=すぐに)という標語もよく使われています。
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