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NISA利用者に聞いた、最大の目的は? - 2024年8月日経平均株価暴落後も「特に何もせず様子を見る」が最多

マイナビニュース / 2024年12月25日 13時32分

「NISAでは、損失が出ても翌年以降にその損失を繰り越して計上できないことをご存じですか?」と質問したところ、「知っている(60.4%)」と回答した人が最も多く、「知らない(23.5%)」「なんとなく知っているが詳しく分からない(16.1%)」と続いた。約6割がNISAの制度の内容を正確に把握しているものの、約4割が詳細を理解していないことが明らかとなった。メリットだけでなく、こうした制約についてもしっかりと理解を深める必要性がうかがえる。
○iDeCoを検討している方はどれくらい?

次に、NISAの利用経験がある人は、iDeCoについてはどのように考えているのか尋ねた。

「iDeCo(個人型確定拠出年金)の利用を検討したことはありますか?」と質問したところ、「現在利用している(31.8%)」と回答した人が最も多く、「知っているが検討したことはない(27.7%)」「検討中である(18.0%)」と続いた。iDeCo利用者は約3割だが、非利用者も含めて認知度は高いようだ。

前の質問で「現在利用している」「検討中である」と回答した人に、「iDeCoにどのようなメリットを感じていますか?(複数回答可)」と質問したところ、「掛金が全額所得控除になることで節税できる(60.9%)」と回答した人が最も多く、「運用益が非課税になる(55.5%)」「老後資産を計画的に形成できる(44.7%)」と続いた。節税効果や運用益が非課税であることに魅力を感じている人が多く、税制優遇がiDeCo利用の大きな動機となっているようだ。

前の質問で「検討中である」「検討したが加入しなかった」「知っているが検討したことはない」と回答した人に、「iDeCoを利用していない理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「資金が途中で引き出せないことに不安を感じる(26.0%)」と回答した人が最も多く、「余裕資金がない(24.1%)」「手続きが面倒(21.4%)」と続いた。資金を途中で引き出せないことが最大の懸念事項となっており、余裕資金のなさや手続きの煩雑さも利用を妨げる要因となっていることがうかがえる。

最後に、現在は課税が凍結されているものの、年金資産評価額に、一律の特別法人税が課税されることについてどのように考えているか尋ねた。

「これからも凍結してほしい」(20代/女性/会社員)、「絶対に廃止するべき」(30代/男性/会社員)、「投資額の減額を考える 別の資産運用を考える」(30代/女性/会社員)、「初めて知ったのでよくわからないが、自分の年金が減るなら困る」(40代/女性/会社員)、「悲しいけれど、しょうがない」(40代/女性/会社員)、「せっかく苦労して貯めたお金に課税はおかしいと思う」(50代/男性/会社員)、「まったく知らなかった」(50代/男性/会社員)といった回答が寄せられた。

多くの人が特別法人税に対し否定的な感情を抱いていることがうかがえる。「廃止すべき」「凍結継続を希望」といった意見が目立つ一方で、制度自体を「知らなかった」という回答も一定数見られ、制度自体の認知度が低いことが浮き彫りになった。
(Yumi's life)



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