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キヤノンITS、ローコード開発プラットフォーム「WebPerformer」の新バージョン

マイナビニュース / 2024年12月25日 14時51分

画像提供:マイナビニュース

キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は12月25日、開発生産性向上とリリーススピードを強化したローコード開発プラットフォーム「WebPerformer(ウェブパフォーマ)」の新バージョン「WebPerformer V2.7」を販売開始した。

○新バージョンの概要

新バージョンでは、業務システムの迅速なリリースと円滑な運用を支援する機能を強化したほか、UI/UXの向上を目指し、SPA(Single Page Application)のWebアプリケーション開発効率を高める新機能も追加。また、WebPerformerで開発したWebアプリケーションをコンテナ上で稼働できる。

コンテナは、Webアプリケーションの実行環境を管理するための仕組みでWebアプリケーションの動作に必要なパッケージを含む環境を提供する。OSやインフラへの依存を最小限に抑え、開発環境から本番環境間へのリリーススピードを向上させるほか、オンプレミスやクラウドなど異なる稼働環境間で移行を可能としている。

さらに、コンテナを管理するオーケストレーションツールの活用により、Webアプリケーションの利用に伴う負荷状況に応じてオートスケールを実現でき、例えば年末調整時の人事ポータルなどで負荷を分散させるスケーラブルな業務システムの運用が可能だという。

加えて、SPAのWebアプリケーションを開発するための「UIエディタ」機能を搭載し、Webアプリケーションにおける画面項目やボタンの動的制御機能、ダイアログ画面の表示機能などを新たに追加し、利用者のUI/UXを向上させる改良を行った。

そのほか、ワークフローシステムを構築できるツール「WebPerformerWf」とキヤノンマーケティングジャパンが提供する、電子帳簿保存法に対応しながら業務のデジタル化を加速する書類保管クラウドサービス「DigitalWork Accelerator」との連携が可能となった。。これにより、WebPerformerWfで申請・承認を行った請求書や領収書などの電子取引データをシームレスに連携し、検索要件を担保した形での長期保管を実現するとのこと。

価格は、いずれも税別でWebPerformerのユーザライセンスが360万円(自社システム開発で利用可能なライセンスは採用構成3ライセンス)~、WebPerformerのSI開発ライセンスが150万円(第三者向けシステム開発で利用可能な年間利用方式のSIベンダー向けライセンス)~。
(岩井 健太)

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