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【貯蓄】人生に3つある「お金の貯めどき」っていつ? 実際に貯めた人の割合は

マイナビニュース / 2024年12月26日 9時43分

また、「子供が生まれ正社員をやめパートになり世帯収入がぐんと下がってしまい貯金が思うようにできなかったから。」(40代女性)と、勤務形態が変わったことによる世帯収入の減少が、お金を貯められない要因となっている人もいた。

この時期は、貯蓄がしやすい一方で収入の減少や支出が増える場面も多く、計画的な家計管理が大切であることが浮き彫りになっている。
○「3つ目の貯め時」に貯められた人は約半数

「3つ目の貯め時(子供が独立~定年)に貯められました(貯められています)か?」というアンケートでは、「貯められたと思う」と答えた人は49%、「貯められなかったと思う」と答えた人は51%と、ほぼ同数の回答が得られた。

この時期は、子育てが一段落し、教育費などの大きな支出が減少するだけでなく、収入が安定していることも多く、将来に向けた資産形成に集中できる大切な「貯め時」といえる。しかし、現実には老後資金への不安や住宅ローンの返済、親の介護など、予想外の出費が重なり、貯蓄が思うように進まないケースも少なくない。

具体的に回答をみていくと、「貯められたと思う」と答えた人からは、「今まで子どもにお金を使っていた分を貯めることが出来るようになり、夫婦の生活は将来の為に切り詰めたからです。」(50代女性)、「夫婦の老後の事を考え計画的に貯められているからです。」(40代男性)、「住宅を購入したので家賃の支払いや駐車場の支払いなどがなく、収入の多くを預金に回せた。特にローン返済後はより多くのお金をためることができた。」(60代以上男性)、「収入もあがり、かかる費用も減ったため預金できている」(40代男性)といったコメントが寄せられた。子育ての負担が軽減され、収入が比較的安定している時期を活かし、老後資金の確保や預金に取り組んでいることがわかる。住宅ローンの完済や固定費の削減など、この時期を「貯め時」と認識し、積極的に資産形成を行なっている人もいた。

一方、「貯められなかったと思う」と答えた人の背景には、「母親の介護費用でそれどころではありませんでした。」(50代男性)、「子供の学費にお金がかかったため。」(50代男性)、「家のローン、車のローンが残っているから」(50代女性)など、親の介護や子供にかかった学費、家のローンなどの大きな出費が影響しているケースが多くあるようだ。

また、収入が減少する時期と重なることも、貯蓄を難しくする要因のひとつになるようだ。支出が落ち着き、将来への意識が高まるこの時期は、最も貯めやすいと言えるかもしれない。しかし、ライフイベントや予期せぬ出費が、預金の妨げになることも。どの時期も計画性とお金を使う優先順位が大切であり、早い段階から貯蓄を意識し、計画的に家計を管理することが大切と言える。
○9割近くが「将来のお金」に不安

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