足立梨花、自身も抱えた“性”の悩みに共感 インティマシー・シーンで伝えた要望とは
マイナビニュース / 2025年1月5日 18時0分
――改めて、今回足立さんが演じた成海綾はどんなキャラクターなんでしょうか?
綾さんは真面目で不器用だけど一生懸命なんです。自分が抱いた性衝動をどうしようか悩んだときにワンナイトすることに決めるんですが、そこにマイ・ルールを定めて、誠実に向かっていく姿が素敵。
また、ルールを作ってワンナイトしようとするんですが、いろんなことを考えて動けなくなってしまう部分もあって、私も綾さんと同世代なので、「特に30歳を過ぎるとそうなってくるよね」と共感してしまいました。20代のときは、「ちょっと失敗してもいいか!」という気持ちが持てる時期だと思うんですが、30歳になると傷つきたくないし、失敗もしたくない。綾さんも「周りからも遊んでると思われたくないし、遊んでいる場合じゃないでしょ! という風に思われるし……」とか、いろんなことを考えて、ルールを設けたワンナイトにたどり着いたと思うんです。
ただ、ワンナイトをすると言ったのに、どこかで恋がしたいと思っているあたりも、綾さんのかわいいなと思えるところで、本当は性格的にワンナイトには向いてない人なんです(笑)。でも不器用で真面目だから、考えた結果、そこに行きついたというかわいらしい女性だなと思いながら演じています。
○インティマシー・コーディネーターのサポートで「不安要素は一つもない」
――様々な葛藤にもがく姿がリアルに描かれているからこそ、共感を集めているんですね。今回の作品ではインティマシー・シーンもあると伺いました。撮影にはインティマシー・コーディネーターの方も入られているのでしょうか?
いらっしゃいます。クランクインする前にお話をさせていただいて、どこまでどうするのか、「こういうシーンがあって、こういう風にすると思うんですけど、どうですか?」と事前に聞いていただいています。実際にはまだシーンの撮影をしていないので、どう進むか具体的にはわかっていないんですが、インティマシー・コーディネーターさんがいらっしゃるので不安はないです。地上波でできることは限られているということは私自身もわかっていますし、今までにインティマシー・シーンもやったことがあるので!
それに私たちがという部分もそうですが、ドラマとしてどういう風にきれいに映るのかというところも今回は重要なポイントにしたいと思っていて、原作も女性が共感できる作品なので、女性が見ていて「うわっ!」と思うものにはしたくないということは、お伝えさせていただきました。ちゃんと絵コンテも描いてくださっていて、目で見てわかるように作ってくださってるので、不安要素は一つもないです。
今回は女性が共感できる作品なので、私としては男性がかっこよくキレイに映ってほしいなという気持ちが強いんです。もちろん私もきれいには撮ってほしいですけど(笑)! なので、いちばん最初に監督やプロデューサーさんに「堂島(平岡祐太)さんをきれいに映してほしい」とお願いしました。
■足立梨花
1992年10月16日生まれ。長崎県出身。2007年に「第32回 ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを獲得し、デビュー。主な出演作にNHK連続テレビ小説『あまちゃん』、テレ東系ドラマ『大東京トイボックス』(14)、フジテレビ系ドラマ『僕はまだ君を愛さないことができる』(19)、劇場版『名探偵コナン 11人目のストライカー』(12)など。1月7日スタートのテレ東 ドラマチューズ! 『マイ・ワンナイト・ルール』で主演を務める。スタイリスト:奈雲恵里 ヘアメイク:杉村理恵子
(神尾拓麻)
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