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写真からの切り抜きで背景を透明にするには? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

マイナビニュース / 2024年12月26日 11時15分

画像提供:マイナビニュース

iOS 16以降が動作するiPhoneであれば、標準装備の写真アプリで背景が透明な切り抜きを実行できます。植物の枝葉部分や動物の体毛など、優柔化されてしまう部分はあるものの、輪郭がはっきりとした被写体はかなりの精度で切り取ることができます。

しかも、切り取りに必要な作業はワンタッチ。写真アプリで目的の写真を開き、切り抜きたい被写体を軽く押し込むと、「コピー」や「ステッカーに追加」などの項目が表示されたメニューバーが現れるので、所定の操作を行えば切り抜きが実行されます。

ワープロ文書に貼り付けたりメールに添付したりする場合は、メニューバーで「コピー」を選択します。そして作業対象を貼り付け/添付するアプリに切り替え、適当な位置をタップすると現れるメニューで「ペースト」を選択すれば、切り抜かれた被写体を保存する作業は完了です。

まだ用途は決めていない、先に切り抜き作業を済ませておきたいという場合は、とりあえずメモアプリに貼り付けておきましょう。それだけで透過画像(切り抜かれた背景が透明な画像)として保存されるので、iPhoneでほかのアプリに使うときはもちろん、iCloudで同期されたMacのメモアプリで取り出しワープロや画像編集アプリで使うこともスムーズに行えます。

ほかのiPhone/iPadやMacにAirDropする方法もあります。切り抜きたい被写体を軽く押すと現れるメニューバーで「共有」を選択すれば、背景が透過のPNG画像として送信されます。なお、メールに添付する場合、透過画像のままサイズ変更(大中小の3種類)も実行できますよ。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
(海上忍)

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