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2025年は新しいデータ活用の年になる‐IIJ 社長

マイナビニュース / 2025年1月6日 10時0分

画像提供:マイナビニュース

2025年の年頭にあたり、 インターネットイニシアティブ(IIJ)代表取締役 社長執行役員の勝栄二郎氏は年頭所感として、以下を発表した。

データ活用にインターネットは必要不可欠

新年あけましておめでとうございます。

昨今の目覚ましいIT環境の変化を見ていると2025年は新しいデータ活用の年になるのではないかと考えています。

2016年にEUではGDPR(一般データ保護規則)が制定され2018年に施行されました。これはEUにおける個人データの保護を第一に考えた動きですが、一方でアメリカ、特にGAFAを警戒しての動きでもあったと考えられます。世界でデータをめぐる競争が本格化したことを象徴する出来事でした。

私たちはデータの活用に関してインターネットが必要不可欠な存在であると確信しています。IIJの持つ技術やサービスがインターネットを通して、データとデータを繋ぎ、人類の進化を加速していくと考えています。

データの活用において重要なことは、データを蓄積し続け、分析し、標準化を行い、処理スピードを向上させ、またデータをいかにセキュアに取り扱っていくかなど、多岐にわたります。ITの分野で今までも当たり前に行われてきたことですが、改めて考えるとどれもまだまだこれから発展が必要だと感じます。

新しいAIの出現、高性能なGPUの登場、より多量の半導体の生産に世界中で力をいれている昨今ではありますが、並行して考えなければいけない法規制はまだまだ追いついていない状態です。

そういった中でデータそのものの取り扱いにおいて、ある国では国家そのものが安全に管理する体制を構築し、またある国では民間に任せていざというときに国が使うという方法をとっており、国によって差はありますが、わが国ではまだどちらでもない状態です。

このように激変していく世の中においてIIJが皆様に提供する価値は、インターネットを通してデータを安全に、そして最大限活用する環境を提供し続け、社会の発展を支えていくことだと考えています。

2025年もIIJはチャレンジ精神を大切にし、イニシアティブを取り続けてまいります。
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