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中小企業デットファイナンスの新潮流 第40回 2024年版 財務担当者へお薦めする参考文献

マイナビニュース / 2024年12月27日 8時0分

2007年4月発行。時代背景として、大企業を中心にデットの多様化が模索され、シンジケートローン市場の裾野が急速に広がり社債市場の拡大も企図された時期に出版された書籍です。エクイティIRとデットIRを対比する形式で議論が進行するので内容が理解しやすいです。
○リース法務ハンドブック

2020年11月発行。リース契約の内容・許認可(リース事業そのものの許認可は不要ですが、資本構成や取り扱うリース物件によっては許認可・登録・届出が求められます)・ガイドラインといった取引ルール全体を把握することができる書籍です。リースは企業が経営資源を入手するために広く普及している資金繰り策ですが、スタートアップ界隈では注目を集めることが少なく不思議に思っています。
○週刊金融財政事情 2024年7月2日号(3548号) 特集「農業分野で輝く銀行」

農業融資に関するキーワードが豊富に紹介されており、アグリテック・スタートアップがデットファイナンスを検討する際にヒントを得ることができます。情報が出てくる機会が少ない農協以外のプレイヤーについても取り上げられているので、一読の価値があります。

参考文献の紹介は以上です。今シーズンもデットファイナンスに関する最新情報の提供と過去の記事に対する補足説明を中心に、17回に渡って連載させていただきました。例年通り暫くお休みをいただきますが、2025年も引き続き執筆し続けたいと思っております。お読みいただきありがとうございました。

→前回連載「東大発ベンチャー現役CFOが教えるデットファイナンス入門」はこちら

千保理 せんぼただし ロンドン日本人学校中学部、東京学芸大学教育学部附属高等学校、東京大学経済学部経済学科を経て、東京大学大学院経済学研究科修士課程企業・市場専攻修了。専門は企業金融(コーポレート・ファイナンス)。生命保険会社のシステム子会社にて勤務した後、東京大学発IT系ベンチャー企業にCFOとして参画し、2022年に独立。未上場企業の融資による資金調達を得意としており、会計ソフトウェア会社やベンチャーキャピタルが主催する起業家向けの財務経理セミナーの講師を務めている。著書(共著)に千保理・滝琢磨・辻岡将基『~事業拡大・設備投資・運転資金の着実な調達~ベンチャー企業が融資を受けるための法務と実務』(第一法規、2019)がある。 この著者の記事一覧はこちら
(千保理)



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