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AIが革新をもたらすか、失敗につながるかは「データの品質」次第‐Qlik 今井氏

マイナビニュース / 2025年1月6日 11時30分

画像提供:マイナビニュース

2025年の年頭にあたり、クリックテック・ジャパン(Qlik)カントリーマネージャーの今井浩氏は年頭所感として、以下を発表した。

AIの力を効果的に活用した企業が有利な立場に立つ

新年明けましておめでとうございます。

2024年は、国際的な政治経済情勢が緊張と分断を深め、主要国では政権交代や野党勢力の伸長が相次ぎ、紛争地域では和解への道筋を模索するものの収束が見通せない、不安定な一年となりました。

日常生活やビジネスのあらゆる面に定着しつつあるAIは、今年も生産性の向上や様々なビジネス環境の変化を引き続きもたらすでしょう。一方で、その活用方法については明確なコンセンサスが存在せず、車と同じようにAIと人が安全に共存できるための「ガードレール」の策定が急務となっています。

こうした中でクリックテック・ジャパンは昨年、Talend社との統合を完了し、新生Qlikとして新たな旅立ちを迎えました。多様化するデータ活用の需要に応え、また関連法制へのコンプライアンスを強化するため待望の日本リージョン(データセンター)の開設に続き、企業がAIを「正しく、安全に」活用する際に欠かせない、AIのためのデータプラットフォーム構築を支援するQlikTalendCloud、および非構造化データをビジネスユーザーが安心して活用できるQlikAnswersをリリースしました。

こうしたアプローチにより、企業はデータライフサイクル全体にわたってAIを完全に取り入れ対応することが可能になり、眠れるデータの宝庫であった非構造化データの活用に至る道筋を整えることもできるようになりました。また昨年は、こうしたQlikのビジョンとアプローチにご賛同をいただいた多くのお客様において、Qlikソリューションの大規模導入が進み、日本の躍進がグローバルからも注目された年でもありました。

2025年は、AIの力を効果的に活用した企業が成功に向けて有利な立場に立つでしょう。しかし、AIが革新をもたらすか、失敗につながるかは、ひとえにデータの品質にかかっています。古いデータ、信頼できないデータを基にしていては、AIの導入を危うくするばかりか、ビジネスに負の影響を与えかねません。また、私たちが2024年に実施した市場調査では、AIプロジェクトの遅延と失敗の原因が、AIが使用すべき信頼できるデータの不足であると日本の大企業の30%が答えています。これは世界平均の約1.5倍の比
率となり、日本ではデータ品質への懸念が他国より高いという事実も明らかになっています。

Qlikは今年もデータ統合とデータ分析に対する市場ニーズを先取りしていく所存です。信頼できるデータを基盤としAIによって強化され業界をリードするソリューションを日本のお客様に提供し続け、お客様が組織のすべてのレベルでAIに対する信頼を築き上げるよう支援してまいります。また、ビジネスの成功をさらに多くのお客様にお届けすべく、グローバルおよび日本国内のパートナー様ともしっかりと協業してまいります。

本年が、皆様にとりまして実り多き一年となりますことを、心より祈念申し上げます。
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