1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

大河原克行のNewsInsight 第343回 有明「パナソニックセンター東京」が22年の歴史に幕、果たした役割大きく

マイナビニュース / 2024年12月26日 17時37分

画像提供:マイナビニュース

パナソニックグループのコーポレートショールームである東京・有明の「パナソニックセンター東京」が、2024年12月25日午後5時20分、オープンから22年4カ月の歴史に幕を閉じた。これまでに191カ国から累計1420万人が来館。海外からの来館者が3割を占めたという。

同日午後5時から、パナソニックセンター東京の1階 アトリウム ステージで行われた閉館セレモニーでは、500人以上の来館者や、パナソニックグループの関係者などが集い、閉館を惜しんだ。閉館を迎えると、涙を流す子供たちの姿があったのが印象的だった。

挨拶に立ったパナソニックセンター東京の児玉比佐子所長は、「本日、22年間の営業を終えて閉館となる。開館当初は、パナソニックグループの環境への取り組みや、ユビキタスネットワーク社会の実現を目指す姿を示し、イーユーハウスやエコアイディアハウスの設置、子供たちの理数離れを防ぐためのミュージアムであるRiSuPia(リスーピア)の開設、オリンピックやパラリンピックに関する発信などを行ってきた。近年ではAkeruE(アケルエ)やPanasonic GREEN IMPACT PARKを館内にオープンした。多岐に渡る活動を通じて、子供から大人まで、幅広い人たちに来館し、楽しんでもらった。多くの方々に感謝申し上げる」と語り、「パナソニックグループ創業者の松下幸之助の言葉に、『お客様大事』がある。この言葉には、お客様に喜びを与えることを存在価値とし、お客様を大事にする心から発展が生まれるという意味が込められている。パナソニックグループの社員が遵守するのは当然だが、パナソニックセンター東京で働く派遣社員や業務委託事業者、アルバイトなど、一緒に働く仲間全員が、来館者に快適に過ごしてもらい、喜んで帰ってもらいたいという思いで運営してきた。これが実現できたことを誇りに思っている」と振り返った。

22年間の間に実施したイベントは約1600件に達し、国賓や首相、大臣の来館は92人。学校や教育団体の来館は約2万4000件、約60万人に達した。

2011年3月11日の東日本大震災発生時には、隣接する東京ビッグサイトで開催された展示会の出展者や来場者が帰宅できなくなったため、宿泊所として開放したエピソードも残る。また、東京臨海副都心まちづくり協議会に参加し、清掃活動やハロウィンイベントなどにも協力し、地域貢献も果たしてきた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください