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今ねらい目はゼニスか、2024年の中古モデル動向を専門家が分析

マイナビニュース / 2024年12月31日 12時0分

画像提供:マイナビニュース

なかなか新品を買うことも難しい高級腕時計を求めて、中古市場に出回っている商品をチェックすることも珍しくない。時計愛好家にとって、2024年の市場はどのように映ったのだろうか? この記事では、2024年1月~11月のヤフーオークションで取引された高級腕時計のうち、いくつかブランドをピックアップして1年間のハイライトと総評をお届けする。

今回は傑作クロノグラフムーブメントとして、時計愛好家から高く評価されている「エル・プリメロ」で知られるブランド、ゼニスに注目。「デファイ」や「クロノマスター」、「パイロット」といった多くのモデルは、定価では100万円以上もするという高級ブランドであるにも関わらず、ヤフーオークションではお手ごろ価格の中古品が多く見られる。このあたりをどう考えるか、時計ジャーナリストの渋谷康人氏に解説してもらった。

○「こんなに安いんだ」専門家も驚きの値下げ幅

今回はオークファンプロPlusにて調査したデータ結果を参照。2024年1月~11月の期間、ヤフーオークション上で取引されたゼニスの商品(最低金額2万円以上)を価格順にランキング化した。

なお、ここで取り上げている商品名は基本的に出品時の表記に沿っている。

まとめてみると、取引された商品のうち、月別では1月に「デファイ エル・プリメロ 21 49.9000.9004/78.R582」が83万9,000円で、3月に「エルプリメロ K18RG 17.0500.400/21 クロノグラフ デイト」が79万8,000円で落札、といった様子だった。年間最高値となる163万円を記録したモデルは、「キャプテン センターセコンド 18KPG」だった。

通常ならば新品の定価が100万は下らないゼニス。1年間の最高落札モデルだけみても、11件中8件は100万円以下で取引されているようだ。

「安いですよね。ゼニスはいい時計であるからこそ、今がねらい目かもしれないです。半額近く、ものによれば新品の3分の1くらいの値段ですから」

「ただ、『エル・プリメロ21』がここまで安いのには、ちょっと驚きました。通常の『エル・プリメロ』ムーブメントのクロノグラフ計測が1/10秒単位なのに対して、1/100秒単位での計測が可能です。

そのため、クロノグラフ機構の中に10倍のスピードで動く部分があるので、機械の摩耗が早くなってしまう可能性があります。素晴らしいメカニズムですが、購入時には、このクロノグラフ機能に問題がないか、しっかり確認されることをお勧めします。ちゃんとしたお店なら、きちんと作動するか、確認させてくれるはずです」

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