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自分では制御しきれない課題に連携して立ち向かう‐フォーティネット与沢社長

マイナビニュース / 2025年1月6日 14時30分

画像提供:マイナビニュース

2025年の年頭にあたり、フォーティネットジャパン 社長執行役員 与沢和紀氏は年頭所感として、以下を発表した。

自分では制御しきれない課題に連携して立ち向かう

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。フォーティネットジャパンの社長執行役員に就任してから、2度目の新春を迎えることができました。旧年中のご厚情に深く感謝申し上げるとともに、皆様の本年のご健勝とご活躍を心より祈念申し上げます。

コロナ禍を経て、私たちの働き方やビジネス環境は大きな転換期を迎え、クラウド活用がビジネスの中核を担う時代となりました。一方で、DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展や業務環境の変化に伴い、インターネットに接続されるデバイスや通信ルートの急速な増加により、企業のITインフラは一層複雑化しています。このような状況下で、サイバー攻撃の脅威は日々増大しており、IT環境の複雑化がアタックサーフェスの拡大をもたらし、新たな脅威を引き寄せる要因となっています。

フォーティネットは創業以来、「ネットワークとセキュリティの融合」をミッションとして掲げ、技術革新とプロダクトの統合を通じて、企業が直面するセキュリティ課題に対応してまいりました。

特に、グローバルな調査研究機関である「FortiGuard Labs」による脅威インテリジェンスの提供や、世界中の法執行機関、政府機関、学術機関、セキュリティベンダーとの官民連携を通じた新たな脅威への対抗など、先進的な取り組みを続けています。これからも、企業の安全性と効率性を両立するために、より強固なセキュリティ基盤の構築に努めてまいります。

2025年もフォーティネットは、世界中でサイバー脅威と闘い、守る皆様と密に連携し、全力で支援しながら共に安全で豊かな社会を築いていきたいと思います。

そのための前提として、年初に今年のサイバー脅威のトレンド予測を抑えておくことは有用かもしれません。FortiGuard Labsが先日公開したレポートから、簡単にご紹介しましょう。

まず注目すべきは、脅威アクターの専門性が高まり、分業がさらに進んでいくということです。これまでもサイバー犯罪グループの多くは、攻撃実行に必要なツールをCaaS(Cybercrime-as-a-Service)グループから入手し、それを利用して攻撃を行ってきました。その中には攻撃対象の偵察によって入手した情報や、そこで見つかった特定の脆弱性に対する「武器」も含まれます。CaaSは今後、攻撃の成功率をさらに高めるため、攻撃対象の偵察や「武器化」の段階に、より多くの時間を費やすと予想されます。そして偵察・武器化を効率化するため、特定の攻撃対象領域に特化したサービスを提供するようになるでしょう。これによって、専門知識のない者であっても、容易に巧妙なサイバー攻撃を仕掛けられるようになり、脅威アクターの数とリスクはさらに増大します。

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