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伊藤健太郎、支えるよりも「リスペクトしたい」 新ドラマで2人の女性に心動かされる

マイナビニュース / 2025年1月5日 7時0分

画像提供:マイナビニュース

カンテレ・フジテレビ系主演ドラマ『未恋~かくれぼっちたち~』(9日FOD配信・放送スタート/カンテレ 毎週木曜24:25~、フジ 同26:25~ ※初回はカンテレ24:40~、フジ26:40~)。小説家になる夢をあきらめ、コミック誌の編集者として働く主人公の高坂健斗が、性格が正反対の2人の女性に出会い、成長していく姿を描く群像劇だ。

その主人公を演じる伊藤健太郎に、ドラマの見どころなどを聞いた――。

○小道具の漫画を夢中で読む

――この作品の主演が決まった時の気持ちを教えてください。

健斗のようなキャラクターはすごく久しぶりだったのでうれしかったです。やりがいのあるキャラクターになってくれるんじゃないかな。ラブストーリーというのはすごく楽しみである反面、喜怒哀楽が如実に出るのでとても精神力を使うジャンルでもあります。だから「よし!」と気合いを入れるような感覚がありましたね。

――漫画編集者という役柄ですが、どんな役作りをしたのでしょうか。

漫画編集の現場は想像するしかなかったのですが、昔ときどき雑誌の編集部に遊びに行ったりしていたので、その時の雰囲気を思い出していました。「サラリーマンって社員証を首にかけたまま胸ポケットに入れたりしてるよな」と細かい部分を意識してやっていました。

元々、漫画はすごく好きなんです。撮影現場の小道具として自分のデスクに漫画が置いてあって、カバーは別の物に変えてあるのですが中身は高橋ヒロシ先生の『QP』(少年画報社)だったんです。僕が学生の頃読んでいた懐かしい作品だったので、空き時間に夢中で読んでいました。全8巻なのに、現場には5巻までしか置いてなかったので残り3巻は自分で買いました。

――健斗は2人の女性に心を動かされます。年上でシングルマザーの鈴木みなみ(愛希れいか)には、どんな想いがあるのでしょうか。

みなみは、6年前に出会った女性で、当時の健斗は自分の本心を言えない、他人に対して壁を作るタイプだったんです。そんなとき、みなみの行動や、思っていることを言葉にするところに対して、憧れのような気持ちを抱いたんだと思います。少なからず、女性として見ていた部分もあったはずです。

でも、一緒にプロジェクトをやっていた時に、みなみから「ありがとう」と言われたことを、「一緒にやってきたけど、これで終止符を打ちますね」という意味に捉えてしまった。そこは自分で演じながら「こいつひねくれてるなあ」って思ってました(笑)。一度離ればなれになってしまったことで、健斗の中でみなみは「あの夏、憧れていた女性」になってしまったんです。

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