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ナイツ塙、『M-1』で真空ジェシカに投票した理由 令和ロマンは「お笑い界の白鵬」

マイナビニュース / 2024年12月28日 18時27分

画像提供:マイナビニュース

お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が24日、公式YouTubeチャンネル『ナイツ塙会長の自由時間』を更新。漫才日本一を決める『M-1グランプリ2024』を振り返った。

○高比良くるまを絶賛「圧倒的な制圧力」

2018年から7年連続で審査員を務めている塙。史上初となる2連覇を達成した令和ロマンについて、「ケムリくんももちろん上手です。ただ、くるまくんの圧倒的な制圧力というか。あれが、もうとにかくすごい」と吐露。ファーストラウンドでは、出場順を決める“えみくじ”によって、令和ロマンが2年連続でトップバッターとなったが、「そういう風に願った人に引き寄せられるようなものが動いてるのかなと思いましたね」と話し、「阿部一二三が“令和ロマンの2連覇を見たい”って言って、くじを引いたら1発目が令和ロマンですから。そんなことありますか?」と、会場で起こったミラクルに驚いた様子だった。

また、近年の同大会について、「会場もボルテージがすごく上がってる。トップバッターだけど、不利じゃなくなってきてる感じはする」と語った塙は、「令和ロマンが1番に出てきたというよりも、令和ロマンの漫才をバンッと見る形になって。あれだけウケてますから、それは高得点になるに決まってますよね」と分析。一方で、トップバッターの難しさは、「今日のお客さんの感じがわからないっていうのがあるので。果たして、これが重いのか軽いのかわからない」としつつ、「ただ、高得点ですよ。93点にさせていただきましたけど、みなさんの点数を見てビックリしましたね。今大会どうなるのかと……」と振り返った。

令和ロマンに対し、「いろんな引き出しパターンがあって。相撲で言えば、四つ相撲、押し相撲、粘り腰、かわし、かち上げとか。何でもできる白鵬みたいなもの」だと評した塙。最終決戦で披露したネタについて、「十何人の役をくるまくんが演じたでしょ? あんなの全部、動きのセンスじゃないですか。やっぱりお笑い芸人って、動きとかああいうもののセンスの高い人と低い人で分かれちゃう。しゃべりもうまいし」と称賛し、「1本目はしゃべりで、あるあるネタの要素があって。2本目は動きでしょ? それは、令和ロマン強いよ。とんでもないネタだよ」と感心しきりだった。

「令和ロマンは、お笑い界の白鵬。吉本がモンゴルだとしたら、バッテリィズは照ノ富士、真空ジェシカは稀勢の里よ。白鵬がいるから、なかなか勝てなかったんだから」と称賛が止まらない塙。しかし、最終決戦の投票では真空ジェシカに投票しており、「迷ったよ。僕はハッキリ言うと同じだった。令和ロマンと真空ジェシカ。連覇させたいのか、真空ジェシカも優勝させたいのか。どっちの気持ちが強いかと言ったら、それは真空ジェシカを優勝させたいっていうのもあるしさ」とその理由を告白。最後は、「本当に難しかった」とこぼしつつ、「温かい目で見てあげてください。結構大変なんですよ、本当に」と審査員としての心境を打ち明けていた。

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