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「20世紀最後の大型新人」shelaが22年ぶりにワンマンライブ――復活までの紆余曲折と手に入れた“新たな強さ”

マイナビニュース / 2025年1月2日 7時0分

画像提供:マイナビニュース

●「絶対にもう歌から逃げない」と決意
「20世紀最後の大型新人」と言われながら2009年以降、表舞台から姿を消していたアーティスト・shela。昨年12月1日、自身のデビュー日に22年ぶりとなるワンマンライブ『shela Special Fun Live』を東京・南青山レッド・シューズで開催した。彼女は現在、1児の母として奮闘中だが、この復活まで様々なことに悩み苦しみ、未来への絶望があった中での奇跡のワンマンライブだった。

その背景には彼女を支え続けたファンのとある行動も…。ライブを終えたshelaを、マイナビニュースが独占取材した。彼女の心を押しつぶしていた重し、そしてそこへ降り注いだ奇跡とは――?

○地元・北海道に生活拠点を移し、1児の母に

開演時刻の19時。いよいよライブが幕を開ける。デビューシングル「White」に収録されている「White Destiny」のイントロが鳴り響くと、フロア後方からshelaが登場。長い時を経たshelaとの再会に早速、多くのファンの涙が頬を伝う。shela本人も涙をグッと堪えながら、歌唱していた。

1コーラスを終えると、ファンに優しく見守られながら一歩ずつ進んでステージ前方へ。会場から「おかえり!!」「shela!!」とあふれんばかりの歓声が飛び交った。

2曲目に選んだのは、自身最大のヒット曲「Love Again ~永遠の世界~」。当時と変わらぬ歌声に、会場は酔いしれていった。歌い終えると、「みなさんこんばんはshelaです」と挨拶し、MCへ。「ここにいることが本当に奇跡。みんなの気持ちに応えることができずにいた自分を責めたりもした」とこれまでの不安や葛藤を告白しながら、「絶対にもう歌から逃げない。一つ一つを積み重ねてファンの方と同じところからリスタートしたい」と決意を語った。

shelaは1999年12月1日、「20世紀最後の大型新人」としてシングル「White」でデビュー。2ndシングル「RED」の収録曲「Love Again ~永遠の世界~」はドラマ主題歌に起用され自身最大のヒットシングルとなる。翌年11月、日本有線放送大賞新人賞、翌々年1stアルバム『COLORLESS』でオリコン週間アルバムチャート1位を獲得するなど大きな功績を残した。

だが、歌い続けていく未来に不安を感じ始めた。それは一人の女性として人生の節目ともいえる20代から30代へ移り変わる時期――「母親になりたい!!」

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