「お年玉」で子どもの金銭教育を始めるには
マイナビニュース / 2024年12月31日 11時10分
子どもたちのお正月の楽しみといえば「お年玉」ですが、中にはまったく嬉しくないという子どももいます。その理由は、親に取り上げられてしまうから。「お年玉」は子どもにお金の使い方、貯め方を学んでもらう絶好のチャンスです。そのチャンスを親が一律に管理して奪ってしまうのはもったいないことです。「お年玉」をきっかけに、子どもにお金の管理をまかせてみるのはいかがでしょうか。そのためのヒントをお伝えします。子どもと一緒にお金について考えるいい機会にしたいですね。
お年玉の相場はいくら?
まずは、近年のお年玉事情に触れておきましょう。
*1人あたりのお年玉の相場
インテージによる「2025年お年玉調査」から、学齢別のお年玉の相場をご紹介します。
小学生未満は1~1,000円、小学校低学年は2,001~3,000円、小学校高学年は4,001~5,000円、中学生は4,001~5,000円、高校生と大学生は9,001~10,000円という結果になっています。
次に、子どもがもらうお年玉の総額もみてみましょう。
*子どもがもらうお年玉の総額
こちらはアクトインディ株式会社が実施した「いこーよユーザーアンケート」からご紹介します。
最も多い金額帯
0~2歳: 8,000~10,000円(15%)
3~5歳: 10,000~15,000円(19%)
6~8歳: 10,000~15,000円(19%)
9~12歳: 10,000~15,000円(22%)
13歳以上: 15,000~20,000円(31%)
年齢が上がるに従って、金額が増える傾向がありますが、3歳から12歳までは1万円~1万5,000円が最も割合が高くなっています。13歳以上になると25%が3万円以上もらっています。
*もらったお年玉の使い道
同調査ではもらったお年玉の使い道も聞いています。
使わないでためている(65%)
子どもと相談して何を買うかと決めて使っている(23%)
どう使うかは子どもに任せている(19%)
生活費や教育費などに使っている(14%)
6割以上が「使わないでためている」、つまり貯金しているという結果になりました。これでは、お年玉が嬉しくないという子どもがいることもわかりますね。
お金の使い方を学ぶ
子どもの金銭教育を始めるときに、いきなり「貯金」では、何のために貯金をするのか子どもはわかりません。まずは、お金の価値を知るために、「お金の使い方」を学ぶ必要があります。
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