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発売から9年、ついに手に入れた「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」【2024年コレ買った!】

マイナビニュース / 2025年1月6日 19時30分

画像提供:マイナビニュース

デジタルの時代になってから、ほぼ完全に「ズームレンズ野郎」になっていた(好んで単焦点レンズを使うことがなくなっていた)我が写真人生も、永いこと風雪に晒されていれば刻むリズムにも変化が訪れようというもの。そんな、チョイとした変化、いわば転換期のようなものを自覚するに及び、新たに手に入れることにしたのは、バリバリの単焦点レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」だった。

必要十分な描写性能と、単焦点レンズにはマネのできない機動力の両方をいっぺんに手に入れることができるようになっている“現代のズームレンズ”が存在しているなかで、あえて単焦点の、しかも600mm相当の画角となる「超望遠単焦点レンズ」を選択することに躊躇がなかったといえばウソになる。でも、登場当初から漠然と所有欲を刺激し続けられてきた存在であったことも手伝い、気持ちがほんのちょっぴり傾いてからの決断(行動)は早かった。善は急げ!なのかどうかはよくわからんけれども、カメラ関連の機材は基本イキオイで買うモノですからね(笑)。

そしてもうひとつ、2024年は2台目となる「OM-1」にも手を出している。この2台目は、私にとって近年お得意の戦法、すなわち「新型が発売になってからの旧型狙い」を発動させての購入(OM-1 Mark II登場後のOM-1購入)だった。参考までに申すならば、ワタシは昨年、ソニー「α7 IV」で同じコトを(α7 Vの発売後にα7 IVを購入)していた“前科持ち”であり、もはや更生は不可能であると自認。無意識に「今や(もはや)デジタルカメラはそういうモノ」と感じ取っている部分があるような気もしている。

とりたてて「OM SYSTEM」の表記を嫌っているワケではないけれど、結果的には「最期の“OLYMPUS”」にこだわったようにも見えてしまう我が2024年のお買い物。M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROは、少々デカ重なレンズである一方、その遠近両用たる万能な使い心地(600mm相当の望遠効果が得られるのみならず接写的な撮影にもメッポー強い)には、今さらながら(発売から9年が経とうとしている今になって)120%超の満足をしっかりいただいておるところでございます。いや、ホントに良い買い物をしましたわ~。

落合憲弘 おちあいのりひろ 「○○のテーマで原稿の依頼が来たんだよねぇ~」「今度○○社にインタビューにいくからさ……」「やっぱり自分で所有して使ってみないとダメっしょ!」などなどなど、新たなカメラやレンズを購入するための自分に対するイイワケを並べ続けて幾星霜。ふと、自分に騙されやすくなっている自分に気づくが、それも一興とばかりに今日も騙されたフリを続ける牡牛座のB型。 この著者の記事一覧はこちら
(落合憲弘)

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