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窓辺の小石 第197回 Exif Exit

マイナビニュース / 2025年1月3日 12時47分

画像提供:マイナビニュース

デジカメやスマホのカメラで撮影したデジタル写真の大半は、Exif(Exchangeable image file format)に対応している。Exifはもともと富士写真フイルムがJPEGのファイル形式の1つとして開発したもの。最初の仕様であるExif 1.0の制定は1995年10月だが、翌月に発表された一般向けデジタルカメラ「フジックスデジタルカードカメラ DS-220」は、ファイル形式にExifを採用していた。

その前機種である「フジックスDS-200F」は、フラッシュメモリを採用していたものの、撮影画像をファイルとして管理していなかった。メモリカードをPCから読むためには、「メモリーカードプロセッサDP-200F」というハードウェアが必要だった。

富士写真フィルムは1970年台からデジタルカメラの研究を開始しており、1988年にメモリーカード(独自仕様)を使うデジタルカメラを発表している。こうした開発の過程の時点で、銀塩カメラやフィルムビジネスの終息を予想していたのだと思われる。Exifは、当初、デジタルカメラからの紙焼きサービスや印刷のデータ形式として使われた。1997年には、コダックのFlashPix形式と相互変換できるExif2を発表している。当時、FlashPixは、IBMやIntel、Microsoftなどが支持しており、一時は業界標準になるかと思われたが、結果的には、Exifが生き残った。

JPEGには、JIFFと呼ばれるファイル形式もあったが、現在では、多くのJPEGファイルがExif形式を取る。1つには、Exif形式では、さまざまな撮影メタデータの記録が可能というメリットがある。

これは、「写真」の概念を大きく変えた。それまでの銀塩写真では、フィルムに日付データを移し込む程度のことしかできなかった。Exifでは、使用機材やメーカー、露出などの撮影情報やGPS情報なども記録が可能になり、写真自体が多数の情報を提供できるようになった。

このExif情報だが、主要なものは、Windowsの標準機能を使って取得できる。ただし、その利用には、PowerShellのコマンドを使う必要がある(写真01)。

$x=New-Object System.Drawing.Bitmap(".\Sample01.JPG")
$x.PropertyItems

ただし、Windows標準添付のWindows PowerShell(PowerShell.exe)を使う場合、上記のコマンドを実行する前に

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