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AIの推進体制を整備するとともに「WAKONX」を軸として新たな価値を創出 - KDDI 髙橋社長

マイナビニュース / 2025年1月6日 15時45分

画像提供:マイナビニュース

2025年の年頭にあたり、KDDI 代表取締役社長 CEO 髙橋誠氏は年頭所感として、以下を発表した。

年頭所感

2025年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

企業経営を取り巻く環境は刻一刻と変化し、不確実性が増しています。そのため、将来を予測することがこれまで以上に難しくなっていると感じます。

グローバルでは、さまざまな事象が同時並行で複雑に絡みながら動いており、時代の潮目や潮流を読む力が問われているように思います。気候変動や生物多様性への対応、地政学リスクを考慮したサプライチェーンの確保、人権問題への配慮、人口構造の変化による社会的格差の拡大、AI・量子などの技術による市場の変革など、これらはすべて企業経営において重要な要素です。

一方、日本国内に目を向けると、先進国の中でも人口減少や高齢化の進行が顕著な"課題先進国"であります。これまで日本は、グローバルレベルの先行的な取り組みを参考にしながら、日本仕様に上手くチューニングし課題解決を図ってきたように思います。しかしながら、今後は"課題先進国"として、他国に先んじ、進取の精神をもって、さまざまな課題の解決に向け、道なき道を切り拓いていく姿勢が求められていると感じます。

このような環境下において、当社が事業活動を行う上で、肝に銘ずるべきことは「お客さま第一に考える」、「お客さまと近しい存在であることにこだわり、お客さまに徹底して向き合おう、知ろう、という基本姿勢に立ち返る」ことにあると思っています。

お客さまの声に対し、真摯に耳を傾け、そこから事業のヒントを得て、末永くお客さまに受け入れていただける商品やサービスに繋げていきたいと考えています。

2025年は、当社の現中期経営戦略の最終年度になります。

現中期経営戦略において当社が掲げる「サステナビリティ経営」は、経済・社会・環境それぞれの価値を同時に向上させることで、企業と社会の持続的成長を両立させるサイクルを実現することを目指すものです。

中核に据える事業戦略である「新サテライトグロース戦略」においては、これまで着実に推進してきたさまざまな取り組みをさらに"進化"させる一年にしたいと考えています。そのためには、Opensignal社が発表した日本市場の「モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」にて、18部門中13部門で1位を獲得した5G通信の継続的な磨き上げや、スマートフォンと衛星の直接通信など、つなぐチカラを進化させることに加え、AIの推進体制を整備するとともに、新たなビジネスプラットフォーム「WAKONX」を軸としてパートナーさまとともに新たな価値を創出する取り組みを推進します。

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