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CES 2025 - Ryzen 9 9950XDとRadeon RX 9000とRyzen AI Max、AMD基調講演で発表に

マイナビニュース / 2025年1月7日 4時45分

この追加SKU、Ryzen AI 7 350とRyzen AI 5 340が今年第1四半期に、Pro版が第2四半期にそれぞれ投入されるとしている(Photo21)。

さてそのRyzen AI 300の上位に新しく投入されるのがRyzen AI Max/Ryzen AI Max Proシリーズである(Photo22)。こちらCPUは既存のZen 5コアベースのCCDであるが、新しく40CUのRDNA 3.5ベースのGPUコアと50TOPSのNPU、更に最大256GB/secのメモリI/Fを搭載する新しいIoDを組みわせた製品となる。40CUということはRadeon RX 7600 XT(32CU)を上回る性能で、Radeon RX 7700 XT(54CU)よりちょっと低いくらい。Radeon RX 7600 XTが18Gbps/128bit GDDR6で288GB/sec、Radeon RX 7700 XTが18Gbps/192bit GDDR6で432GB/secのメモリ帯域を持つ事を考えると、40CUといっても結構メモリ帯域に足を引っ張られる可能性はある(Infinity Cacheをどの程度搭載するか次第だろう)ものの、Mobile向けCPUとしては破格のGPU性能である。Core Ultra 9 288Vとの、CPU性能(Photo25)及びGPU性能(Photo26)との比較に加え、AppleのM4 Proとの比較(Photo27)も示されており、またLM Studioを利用してパラメータ700億のLLMを実行すると、処理性能2.2倍、消費電力は87%減だとしている(Photo28)。この消費電力は、Ryzen AI Max+ 395がTDP 55W(CPUとGPUを含む合計)、GeForce RTX 4090が450W(GPU単体)というところからの比較だそうである。

このRyzen AI Pro Max+/Ryzen AI Pro Maxは2025年第1四半期~第2四半期にリリース予定となっている(Photo29)。恐らく通常モデルが2025年第1四半期、Pro版が第2四半期になるのであろう。

個人的な感想を言えば、CPU Coreの方は8core/16threadにして、IoDのGPUの方はRyzen AI Max Pro 380と同じ16CU構成で構わないので、2ch DDR5で利用できる様にしてRyzen 9000GシリーズとかでAM5向けに投入してほしい気が非常にするのだが、そうした計画があるかどうかを含めて現状は定かではない。

Ryzen AI 200

最後がRyzen AI 200シリーズ(Photo30)であるが、これは既存のHawk PointベースのRyzen 8040シリーズのRenumberingと考えれば良い(Photo31)。

○ということで

色々盛り沢山ではあったのだが、出荷開始時期はもう少し後送りだし、Radeon RX 9000シリーズは具体的な製品紹介がまだない訳で、この辺りは今後のお楽しみである。あと冒頭で述べたように、実際の基調講演ではOne more thingということで隠し玉が登場する可能性もある。このあたりを含め、Updateがあったら別途お伝えしたい。
(大原雄介)



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